EA、「Battlefield 1942」を完全日本語版で今秋発売 |
価格:7,980円
狙撃銃を携えたソ連兵。手前に見えるのはソ連のロケット砲カチューシャ。左手には独軍戦車も確認できる |
はためく星条旗をあとに続々と渡橋する米軍戦車部隊。橋の向こうには風車が。低空飛行しているのは4発重爆撃機B-17のようだ |
上陸した米軍部隊に対し、空爆を仕掛ける海軍航空部隊。沖には正規空母と巡洋艦が見える |
「Battlefield 1942」は、第二次世界大戦のターニングポイントとなった1942年以降の世界中の激戦地をリアルスケールで再現した大規模アクションシューティング。戦車、ジープ、戦艦、潜水艦、戦闘機、爆撃機などなど、全部で35種類もの乗物が登場し、プレイ中に自由に乗り換えつつ、組織的な戦術で敵軍を撃破していくというグローバルなゲームシステムが魅力。シングルプレイに加え、最大64人までの同時対戦に対応し、従来のFPSのような小/中隊規模の戦闘にとどまらない陸海空三軍による連隊規模、旅団規模での大激戦が仮想体験できる。
ゲームにはマップ別にアメリカ、イギリス、ドイツ、ソ連、日本の5カ国が登場し、連合軍、枢軸軍のいずれかに所属してチームデスマッチ形式で戦闘を展開していく。戦場には東部/西部の両ヨーロッパ戦線をはじめ、太平洋、南太平洋、北アフリカが用意されている。マップは全部で16本を収録。具体例としては、ノルマンディ上陸作戦、クルスク戦車戦、ミッドウェイ海戦、ガダルカナル攻防戦、エル・アラメインの戦いなどが挙げられているが、驚くべきはマップの広さだ。
まるでフライトシミュレータのような途方もないデカさで、移動には可能なら戦闘機、最低でも装甲車がほしくなる奥行きがある。グラフィックはリアルスケールで描かれ、島嶼戦なら島全域を細々とした道路、基地、倉庫に至るまで丸ごと再現し、海上戦では空母を中心としたタスクフォースが組まれた状態からスタートし、複数の空母から次々と攻撃機部隊が発艦し、上空には直掩機が旋回している。
本作のユニークなところは、プレーヤーの役割は特に決められておらず、通常の歩兵から戦車兵、戦闘機のパイロット、戦艦の対空砲要員まで、何にでもなれるところだ。キャラクタクラスはAssault、Medic、Scout、Anti-tank、Engineerの5種類があり、最初は歩兵としてゲームを開始し、飛行場や基地で空の乗物があれば、それらに乗り換えて戦闘を続けることができる。この際の搭乗スキルなどは特に考慮されず、操作方法さえマスターすれば誰でも簡単に乗りこなすことができる。こうした、タイトーの「フロントライン」を彷彿とさせるような気安さこそが同作の最大の魅力といえるだろう。
グラフィックエンジンは、開発元Digital Illusionsの手による「Refractor 2(リフレクターツー)」を採用。「DOOM III」、「Unreal」クラスとまではいかないが、大規模マルチプレイにちょうどよさそうな適度なリアリティを実現している。「Medal of Honor: Allied Assault」をよりグローバル化したような「Battlefield 1942」。同作の今後に要注目だ。
まさに「泥沼」の表現がふさわしい独ソによる東部戦線の様子。戦車戦がたっぷり味わえそうだ |
オマハビーチにて激闘を繰り広げる米独両軍。海岸砲要員になるか、歩兵になるか、戦闘機乗りになるか、それが問題だ |
砂漠戦仕様のシュトゥーカがいい味を出している北アフリカ戦線の模様。空から見るとマップの広さが良くわかる。航空機ばかりが映っているが地上戦ももちろんあるので心配なく |
そして太平洋を股にかけた日米戦。米軍の揚陸部隊を攻撃する日本航空部隊という構図のようだ。沖には日本の空母や巡洋艦が確認できる。太平洋戦線は一番楽しみなマップだ |
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□エレクトロニック・アーツ・スクウェアのホームページ
http://www.japan.ea.com/
□Electronic Artsのホームページ(英文)
http://www.ea.com/
□「Battlefield 1942」の公式ページ(英文)
http://www.ea.com/eagames/official/battlefield1942/home.jsp
□関連情報
【2002年5月23日】E3レポート 007から指輪物語にハリポタ、スポーツものまで幅広い出展Electronic Artsは今年も大量タイトル投入
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020523/ea.htm
(2002年6月21日)
[Reported by 中村聖司]
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