ドワンゴ、ネットワークゲームの開発期間とコストを削減する
ニンテンドーゲームキューブ用ミドルウェアを開発

6月19日 発表

 株式会社ドワンゴは、ニンテンドーゲームキューブ用のネットワークゲーム開発用ミドルウェア「NINTENDO GAME CUBE Network SDK(NGC SDK)」の供給を開始すると発表した。

 「NGC SDK」は、チャットやデータ交換などモデム間の通信を容易にする「DirectEngine」と、通信遅延を低減し安定化をはかる「NetEngine」といった、同社のネットワークゲーム技術を利用した開発用ミドルウェア。これを使用することで、ゲームベンダーは、「同期通信方式」、「非同期通信方式」といった二通りのネットワークゲームが開発できる。また、ネットワークゲーム開発経験が浅くても完成度の高いネットワークゲームやコンテンツの作成可能で、開発期間とコストを大幅に削減することができるとしている。

 「同期通信方式」は、対戦型ゲームのような一対一による組み合わせを調整する通信方式。これによりふたり同時プレイが可能なアクションやレースゲームをネットワーク対応させたり、対戦型パズルゲームを通信遅延の影響なしにプレイすることが可能になるという。

 「非同期通信方式」は、ネットワークゲーム中に不定期なデータ交換を行なう通信方式。ゲーム中のチャット、画像の送受信など、大きなデータを交換するさいに本通信方式を併用することで、同期通信方式を補うことができるという。

 ドワンゴが任天堂株式会社のコンシューマ機に技術提供するのは、今回が初めてだという。同社は今後も、ニンテンドーゲームキューブ向けネットワーク製品をリリースする予定だとしている。

□ドワンゴのホームページ
http://www.dwango.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.dwango.co.jp/press/2002_06_19_press.html

(2002年6月19日)

[Reported by 北村孝和]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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