本当に24時間走り続けた!! TEAM SEGA |
左目が一度目の走りを終えた「TEAM SBS」のKAIEN氏。右がロジクールの堀田さん |
今回のレースでは実際のレース同様、24時間を3人のドライバーが交代で走り続けるというまさに過酷、そして熾烈な耐久ゲーム大会となった。参加したのは、KAIEN氏、しょうへい氏、杉リン氏の「TEAM SBS」と、ホもりび氏、じょんじょん氏、ちゃみ氏の「TEAM MAM」の2チーム。ロジクールの「GT FORCE」がセッティングされたバケットシートに身を沈め、「ル・マン24時間耐久レース」と同時にスタート。
レース開始前には「24時間で成長していき、最後は最速ラップで走る (杉りん氏)」や「24時間楽しめたらいい (じょんじょん氏)」といった比較的余裕のコメントもあったが、それも始まるまでの話。ピットに入り慌ただしくドライバー交代を行なうと、1時間走り続けたドライバーは汗でぐったり。大変なレースとなっていった。レースがスタートすると実際のレースと見比べていたスタッフが、「同じところを走ってるね」と驚いたようにつぶやいた。いや、当然といえば当然だが、それだけこのソフトのシミュレーション度合が高いと言うことになる。
ちなみに会場にはソニックチームの中裕司氏も登場。サブで置かれた試遊台で延々とゲームをプレイ。「40秒台難しいなぁ。90kmまで速度落とさないとヘアピン回れないけど、どこでどれだけスピード落とすのかなぁ」と完全に攻略モードに突入。やはり車好きだけあって、かなりののめり込み具合だ。「GT FORCE」についても「これいいよねぇ、始めて触ったけど。これバケットシートごと欲しいなぁ」とかなり気に入ったご様子。こうやって普段は自分の作っているゲームのことを語っているゲーム制作者が、ほかのゲームを楽しんでいる姿を見ると「本当にゲームが好きなんだなぁ」と嬉しくなってくる。
その「GT FORCE」を制作しているロジクールの堀田氏も来場。堀田氏は「GT FORCEはすでに25万台でている。レースゲームはF1からGT、ラリーなど色々な種類があり、それぞれにファンがいる。そういったゲームが出るたびにGT FORCEが売れているようでうれしい。こういったデバイスが出ることで、車好きの人がゲームにはいってきてくれれば業界の活性化になると思う」とコメント。「プロのドライバーがゲームをプレイしても、コントローラでプレイしたときはゲーマーに勝てない時が多い。でも、ハンドル型コントローラを使うとドライバーが勝ってしまう。これはそれだけソフトもハードもシミュレートされている証拠だと思う」と続けた。
過酷なレースを終えたその結果は、TEAM SBSが370周で、最も早いラップが「3:38.101」。一方、TEAM MAMが一歩及ばず369周で、最速ラップが「3:40.851」。もうこうなったらどっちが勝ったかとか負けたかではなく、両方ともすごいことでまさに偉業を成し遂げたと言えよう。来年も……やるんですかね? いや、からだが持ちませんよ……マジで。
(2002年6月17日)
[Reported by 船津稔]
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