SEGA-AM2、「バーチャファイター4 エボリューション」ロケテストを |
料金:1プレイ100円(カード1枚500円)
株式会社SEGA-AM2は、アーケード用3D対戦格闘ゲーム「バーチャファイター4 エボリューション(VF4 EVO)」のロケーションテストを、ハイテクランドセガ渋谷にて開始された。期間は6月23日まで。料金は1プレイ100円で、「VF4 CHARACTER ACCESS CARD(VF4 EVOカード)」が必須。カードは1枚500円。今回は、ロケテスト初日、午前中の模様をレポートしてお届しよう。
■ 新キャラクタは「日守剛」に人気が集中!
開店10分後で、この状況。ファンの注目度がうかがえる |
昨年、池袋GIGOで行なわれた「VF4」ロケテスト初日に比べると人数こそ少なめだが、それでも開店直後にも関わらず、張られたロープから並んだ人が飛び出る有様。夕方以降は、恐らく人、人、人で引きも切らぬ状態になってしまいそうだ。
対戦台の様子を見ていると、初プレイと思わしき人の大半が、新キャラクタ「日守剛」、「ブラッド・バーンズ」にカーソルを合わせる。ただし、そのまま選ぶかというと、さにあらず。プレイに「VF4 EVOカード」が必須で、旧キャラクタも技や構えの追加、モーションの見直しなどが行なわれていることもあり、まずは“慣れたキャラクタから”ということなのだろう。
ふりかえるに、「VF4」シリーズに登場するキャラクタは“アンチヒーロー”的なポジションが空白だったように思われる。新キャラクタの「日守剛」は、その空白を埋めるにふさわしい存在なのではないだろうか。あるいは、そうした意図のもとに作られたキャラクタなのかもしれない。
あまり使うユーザーがいなかったブラッド。今後どうなっていくのだろうか |
ずーっと対戦台に張り付いていたわけではないから、もしかすると突然「ブラッド対ブラッド」などの対戦が行なわれていた可能性もないわけではない。が、選択される頻度は、30分眺めていて1回あるかないかという程度。やはり、単なるキックボクサーでは「つかみ」にならないということか、もしくは「日守剛」に完全に喰われてしまっているのだろう。
新キャラクタの戦い方は、まだ技の特性や出し方がわかっていないこともあり、誰もが出が早いパンチ、肘、膝、投げ、軸移動で何とかやりくりするといったスタイル。対戦スキルの高いプレーヤーは、これだけでもそこそこ勝ち抜くことができていたようだが、それ以外の人は、戦いの中で発見と確認を繰り返し、少しづつ動きに幅をもたせていくという様子がうかがえた。
従来のキャラクタを使っている人は、ロケテスト初日ということもあり、相当やり込んだ人たちが集まった模様。プレイ中、または終了後に席をたってから「あの技、ちが~う!」とか「フレーム、かわってるよ!!」と、異口同音に感想を述べあっている風景が多々見受けられた。さながら“打ち直した刀の試し斬り”といった感じだが、対戦台だけに「一分一秒でも長く座っていたい」モードの人に速攻で2本先取されてムッとしている人もいる一方で、新キャラクタを相手に1本を先取したら、それとなく次の1本取らせてあげて動きをジックリ観察する人もいるなど、その人間模様は多種多様といった感がある。
ロケテストの現場では、本作についてのアンケートが実施されている。プレイして「これは絶対変えてほしい」とか「ここは、こうしたほうが良くないか」などの意見や感想があれば、その想いをそのままストレートに記入して投函してみよう。
対戦台の横には50インチのスクリーンがあり、待っている間でも対戦の模様を眺められる | 従来のキャラクタ使いには「VF4 EVO」での変更点を探すために必死になっている人もいた | 設置されたアンケート用紙。ご意見、ご感想があれば素直に書き込んで投函しよう |
(2002年6月15日)
[Reported by 北村孝和]
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