最大22人で同時プレイが可能なオンラインサッカーゲーム。チームメイトが対戦相手がすぐに見つけられるシステムも用意されるという

　株式会社ディンゴは、オンラインサッカーゲーム「ONLINE STRIKER」のα版テストを近日中に開始すると発表した。対応OSはWindows 95/98/SE/Me/NT 4.0/2000/XP。

　「ONLINE STRIKER」は、インターネットやLANを経由して最大22人までの同時プレイが可能なサッカーゲーム。ゲームモードは、オンラインプレイ、シングルプレイ、キャラクタの育成やエディットが可能なスキルラーンの3つが用意されている。α版は、ブラウザから接続してプレイするオンラインプレイモードのみとなっている。

　ゲームは一人称視点を採用。三人称視点に切り替えることも可能。試合中、頻繁に使われる単語を“音声”で伝えられるボイスサポート機能を搭載。試合中はもとより、ハーフタイム中の作戦会議などに使えるチャット機能もある。天候は試合ごとに変化するという。

　α版をプレイするプレーヤーは、クライアントをインストールしたPCから、ブラウザで公式ホームページに接続して入りたいサーバーをクリック。HOME、AWAYいずれかのチームと、4種類のキャラクタからひとりを選択して希望ポジションを指定したら試合開始。なお、他プレーヤーが指定済のポジションを後から横取りすることはできない。

　選手の操作は、キーボードとマウスを併用する。キーボードで選手の移動、視点変更などを行ない、マウスでショート、ロング、ノールック、ヒールといったパスや、シュート、ボールカーブ、スライディングタックル、スローインなどを使い分ける。操作によっては、マウスの左ボタンで強弱がつけられる。また、ガッツポーズ、祈り、拍手など、サッカーでよく見受けられるアピールもワンキーで行なえる。

　スキルラーンモードでは、パワー、加速力、ボールカットなど全18種類のスキルを組み合わせることで、プレーヤーごとに異なるタイプの選手を作り出せる。スキルは、シュートやパスを通した回数など、それぞれ行動を重ねるごとに成長していき、特定スキルの組み合わせによって「オーバーヘッドキック」、「フェイント」などの高度なテクニックが使えるようになる。なお、試合中には「スペリオルタイム」と呼ばれる通常よりスキルポイントの上昇率が高くなる時間帯が設定されている。

　選手は、試合をこなすごとに「孤高のストライカー」、「中盤の魔術師」などといった称号が与えられる。ただし、ファールなどの反則行為ばかりやっていると「フィールドの反逆児」、「悪魔の左足」などの不名誉な称号を与えられることもある。ただし、善悪いずれの場合も、上位の称号はそう簡単には得られないという。

　キャラクタエディットが可能な部位は、髪型、髪と肌色、顔の造作、シューズの5項目。大会で優勝したり優秀選手に選ばれると、キャラクタエディットに使える特別なアイテムがもらえることもあるという。なお、プレーヤーは“作成した選手のキャラクタカード”を所有できる。カードには名前、所属クラブ、得意なポジション、プレーの特徴などが記入でき、他プレーヤーと交換することも可能。カードを所有していれば、記載された選手（プレーヤー）がオンライン上に存在するかどうか検索することもできる。

　選手の育成など、シングルプレイ用でも十分楽しめそうな要素がそろっている「ONLINE STRIKER」だが、その真価は“22人同時オンラインプレイ”においてこそ発揮されそうだ。プレーヤーを22人集めるのは大変そうだが、同社ではチームメイトや対戦相手がすぐに見つけられるよう“インフォステーション”というシステムを用意しているという。

　22人のプレーヤーが独自の判断でフィールドを駆け巡ると、試合展開はどうなるのか。初見のプレーヤー同士で、果たしてチームプレーは成り立つのか。興味がある人は、近日中に行なわれる予定のテストに参加してみてはいかがだろうか。

【スクリーンショット】

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※開発中につき、実際の画面とは異なる場合があります

□ディンゴのホームページ
http://www.dingo.co.jp/
□「ONLINE STRIKER」公式ホームページ
http://www.onlinestriker.com/

(2002年6月4日)

[Reported by 北村孝和]