サミー、セガよりライセンスを受けてDCアーキテクチャの 業務用廉価ゲーム機「システム X(仮称)」を開発。事業展開で基本合意
5月17日 発表
サミー株式会社は、株式会社セガからライセンス供与を受けて、ドリームキャストのアーキテクチャを利用した業務用ゲーム「システム X(仮称)」を開発するとともに、世界市場に向けた本ゲーム機の事業展開に基本合意したと発表した。
「システム X(仮称)」は、DCアーキテクチャを利用した業務用ゲーム機。サミーは昨年7月に、セガよりグラフィックチップなどのDC製造ラインの余剰部品を買い取っており、これを利用して開発を進める。リリースは2002年秋を予定している。
ゲーム機はキットで、ソフトはカセットで供給される予定。サミーでは、セガの業務用ゲーム機「NAOMI」に性能面で若干及ばないものの、そのぶんゲーム機およびソフトを安く販売するという。ソフトの開発はセガおよびセガグループ子会社が行なうが、サードパーティーの参加は未定だとしている。同社はライトユーザーをメインターゲットに想定しており、誰でも気軽に楽しめるラインナップを揃える予定だという。
サミーとセガは、欧米市場を中心に、本システムをショッピングセンターやバーなどのシングルロケーション向けに販売する予定。日本国内については、市場性の違いから現在は検討している段階だという。
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/
□ニュースリリース
http://sega.jp/release/nr020517_1.html
(2002年5月17日)
[Reported by 北村孝和]
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