テクモ、決算発表。来期は国内外で17本のタイトルを発売予定 Windowsで予定されていたネットワークゲームは家庭用に変更
5月15日 発表
テクモ株式会社は5月15日、平成14年度3月期決算短信を発表した。それによると、売上高が110億1,700万円で前連結会計年度比15.4%増、営業利益は20億700万円で同74.4%増、純利益が22億1900万円で88%増となっており、過去最高となっている。
5月1日に発表されたリリースによれば「DEAD OR ALIVE 3」が全世界で100万本を達成し、連結当期純利益が過去最高となる見通しと発表されていた。プレイステーション 2用「零~zero~」、ゲームボーイアドバンス用「モンスターファームアドバンス」もそれぞれ好調で、全体を底上げした。
発表では来期に関する展望も発表されており、来期は17タイトルを国内外で発売を予定。色々なプラットフォームに早期に対応できる開発技術を強化。売上本数を世界各地域において各タイトルそれぞれ20万本と設定し、売り上げを確実に達成できる体制を確立していくという。
また、2001年10月のゲームショウで発表されたWindowsプラットフォームで開発が進められていた3Dネットワークゲーム「SOUL OF EARTH」に関しては、「市場環境の動向を勘案」して家庭用ゲーム機向けに開発の軸を移すとしている。プレイステーション 2でブロードバンドサービスがスタートし、Xboxも近々ネットワークサービスを開始する予定のなか、「FAINAL FANTASY XI (PS2)」、「信長の野望 Online (PS2)」、「真・女神転生 NINE (Xbox)」などコンシューマプラットフォーム用のネットワークワークゲームの開発が盛んだ。このシフトは当然のことかもしれない。
□テクモのホームページ
http://www.tecmo.co.jp/
□ニュースリリース (PDF形式)
http://www.tecmo.co.jp/company/pdf/h14mrentan.pdf
(2002年5月16日)
[Reported by 船津稔]
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