パイオニア株式会社は、Xboxと組み合わせることを想定して開発された5.1chのサラウンド・システム「HTP-G100」を6月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は60,000円程度になる見込み。月産予定台数は1,000台。

　「HTP-G100」は、AVアンプ「VSA-C100-K」と5.1chスピーカー「S-HS01-K」がセットになったサラウンドシステム。マイクロソフト株式会社のXboxとマッチするよう“黒”を基調としたデザインでまとめられており、イメージカラーのグリーンラインを入れるなど、組み合わせた際に一体感が出るよう配慮されている。

　Xboxの5.1ch対応ゲームが迫力あるサウンドで楽しめるよう「ゲームモード」を搭載。「ヘッドホンサラウンドモード」を利用すれば、深夜でも大音量でゲームを楽しむことができるという。

　アンプ部の高さは65mm。AV入力端子を5系統（出力1系統）、S入力端子を2系統（出力1系統）、光デジタル入力端子を3系統（前1、後2）装備。ゲーム機などと接続するためにフロントにもAV入力端子が用意されている。スピーカーの接続状態を自動判別するほか、部屋のサイズ（S:6帖、M:8帖、L:12帖）を指定したり、マニュアルによる詳細設定も可能。スピーカーは15×6cmの大口径長円ユニットを採用。出力はサブウーファーが50W、フロント、サラウンド、センタースピーカーが各40Wとなっている。

■ その他の主な特徴

・BSデジタル放送の音声フォーマットにも対応「MPEG-2 AACデコーダー」搭載
・DTS/ドルビーデジタルデコーダー搭載
・「TVサラウンド」、「ミッドナイトリスニング」、「マナー」など多彩な音場モードを搭載
・他AV機器がコントロールできるプリセット機能付きの大型リモコンを添付。Xbox用DVD再生キットを使用すれば、Xboxを本リモコンで操作可能。

□パイオニアのホームページ
（5月16日現在、この製品に関する情報は掲載されていない）
http://www.pioneer.co.jp/

(2002年5月16日)

[Reported by 北村孝和]