コナミ、アミューズメント施設の運営事業から撤退
アムリードに全株式を譲渡

5月13日 発表

 コナミ株式会社と株式会社コナミアミューズメントオペレーション(KAO)は、アミューズメント施設の運営事業を、株式会社ジャフコおよび株式会社アムリードに譲渡することで合意したと発表した。

 コナミは、KAOを通じて全国18カ所にてアミューズメント施設「チルコポルト」をアンテナショップ的な位置付けのもとで運営していたが、同社はその役割を終えたと判断したという。KAOはアミューズメント施設事業を、会社分割により100%子会社の「株式会社ケイエイオー」として5月11日付けで分離独立させており、その全株式をアムリードに対し譲渡するとしている。

 今回の合意によりコナミはアミューズメント施設の運営事業から撤退するが、経営資源をより競争力のある事業に集中させるなど、より付加価値の高いアミューズメント機器の制作、製造、販売に注力していくという。

 ゲームメーカー各社のアミューズメント施設の運営については、株式会社テクモが100%子会社の「株式会社テクモエイト」に運営事業部門を譲渡したほか、株式会社セガと株式会社ナムコが物流事業で業務提携を行なうなど、ここ数年で経営効率化の動きが活発化している。

 アムリードは、アミューズメント施設の運営を主力事業とする独立系オペレーター。西友系グループ企業として大型ショッピングセンターを対象にアミューズメント施設を展開することを目的に設立されたが、'99年にベンチャーキャピタルのジャフコより出資を受けてマネジメント・バイアウト(注1)を実行して西友系グループより独立している。

注1:子会社の経営陣や事業部門の責任者が、親会社などから事業を買収して独立する手法

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.konami.co.jp/press/2002/05/012/r.14.05.13.html

(2002年5月13日)

[Reported by 北村孝和]

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