アイディアファクトリー、ブラウザで遊べるオンラインカードゲーム |
料金:無料タイプ …… 1カ月間 無料(機能制限あり)
有料タイプ …… 月額300円(WebMoney)
お仕着せのレアカードなんて、もういらない。ユーザーの総意こそが“真のレアカード”を決定する |
「カードゲッター」は、トレーディンカードを集めながらユーザー同士でオンライン対戦が楽しめるカードゲーム。既存のカードを集めてデッキを組むこともできるが、最大の特徴は“自分でカードを作れる”点にある。
カードの作成は、ひとり1日1枚まで。現時点での作成上限は9枚で、カードが取得可能な期間は2週間となっている。絵柄はあらかじめ用意されているものや、自分で描いたオリジナルイラストが使用可能。パラメータ、カード名、カードに記載するコメントを決めて登録すれば、翌日から配布が可能になる。
本作における最大の特徴は、自作したカードを“本人が使うことはできない”こと。カードには“価値”というパラメータがあり、これは他のプレーヤーがそのカードを入手するごとに高まっていく。つまり、人気があるカードほど“価値”が高いということになり、カードの能力値が上昇する。
「自分で使えないカードなんか作る意味がない」と考える人もいそうだが、それは早計というもの。本作には「カードバトラー」と「カード絵師」のランキングが個別に設定されており、自作カードが好評を博して一番人気になれば、勝ち負けとは違った栄誉を手にすることができるのだ。カードの人気要素も、強さはもとより絵柄に惹かれるといったことも考えられるため、たとえ弱くても多くのプレーヤーが所有することで能力が上がり、その結果として“最強のカード”に化けてしまう可能性もある。
他人の手に渡るカードだからといって、使えないカードばかり作っても誰もダウンロードしてくれないだろうし、さりとて工夫を凝らして使い勝手の良いカードをひねり出したとしても、自らの武器にはできないというジレンマ。このあたりが「カードゲッター」ならではの妙味になりそうだ。
一般的なトレーディングカードゲームでは“数が少ない=強力=レア”と定義されるのが普通だが、「カードゲッター」はそれと全く正反対のアプローチになっているのが面白い。数が少ないからレアといったところで、しょせんは制作者のさじ加減ひとつにすぎない。その点、レアの定義をユーザー側にゆだねる「カードゲッター」のシステムは、とても理にかなっており、なおかつ誰もが納得できる仕組みといえよう。
ユーザーの創造力を刺激する「カードゲッター」の詳細については、後日本誌にて改めてご紹介する予定だ。なお、今回の記事は開発中の情報をもとに作成されており、今後は変更される可能性がある。
【スクリーンショット】 | |
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□アイディアファクトリーのホームページ
http://www.ideaf.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ideaf.co.jp/card/card.html
□「カードカードゲッター」のページ(5月21日より開設)
http://www.if-ccg.com
(2002年5月10日)
[Reported by 北村孝和]
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