アイディアファクトリー、ブラウザで遊べるオンラインカードゲーム
「カードカードゲッター」を5月21日よりサービス開始

5月21日より サービス開始予定

料金:無料タイプ …… 1カ月間 無料(機能制限あり)
    有料タイプ …… 月額300円(WebMoney)



お仕着せのレアカードなんて、もういらない。ユーザーの総意こそが“真のレアカード”を決定する
 アイディアファクトリー株式会社は、インターネットブラウザでプレイするオンライントレーディングカードゲーム「カードカードゲッター(カードゲッター)」のサービスを5月21日より開始する。プレイには、機能制限付きで1カ月間だけ無料で体験できる「無料タイプ」と、サービスがフルに利用できる月額300円の「有料タイプ」がある。支払いはWebMoneyを利用。インターネットに接続可能なPCと、個人のメールアドレスが必要。推奨ブラウザはInternet Explorer 4.0以上、Netscape Navigator 4.0以上で、Cookieは受付可能な状態にしておかなければならない。

 「カードゲッター」は、トレーディンカードを集めながらユーザー同士でオンライン対戦が楽しめるカードゲーム。既存のカードを集めてデッキを組むこともできるが、最大の特徴は“自分でカードを作れる”点にある。

 カードの作成は、ひとり1日1枚まで。現時点での作成上限は9枚で、カードが取得可能な期間は2週間となっている。絵柄はあらかじめ用意されているものや、自分で描いたオリジナルイラストが使用可能。パラメータ、カード名、カードに記載するコメントを決めて登録すれば、翌日から配布が可能になる。

 本作における最大の特徴は、自作したカードを“本人が使うことはできない”こと。カードには“価値”というパラメータがあり、これは他のプレーヤーがそのカードを入手するごとに高まっていく。つまり、人気があるカードほど“価値”が高いということになり、カードの能力値が上昇する。

 「自分で使えないカードなんか作る意味がない」と考える人もいそうだが、それは早計というもの。本作には「カードバトラー」と「カード絵師」のランキングが個別に設定されており、自作カードが好評を博して一番人気になれば、勝ち負けとは違った栄誉を手にすることができるのだ。カードの人気要素も、強さはもとより絵柄に惹かれるといったことも考えられるため、たとえ弱くても多くのプレーヤーが所有することで能力が上がり、その結果として“最強のカード”に化けてしまう可能性もある。

 他人の手に渡るカードだからといって、使えないカードばかり作っても誰もダウンロードしてくれないだろうし、さりとて工夫を凝らして使い勝手の良いカードをひねり出したとしても、自らの武器にはできないというジレンマ。このあたりが「カードゲッター」ならではの妙味になりそうだ。

 一般的なトレーディングカードゲームでは“数が少ない=強力=レア”と定義されるのが普通だが、「カードゲッター」はそれと全く正反対のアプローチになっているのが面白い。数が少ないからレアといったところで、しょせんは制作者のさじ加減ひとつにすぎない。その点、レアの定義をユーザー側にゆだねる「カードゲッター」のシステムは、とても理にかなっており、なおかつ誰もが納得できる仕組みといえよう。

 ユーザーの創造力を刺激する「カードゲッター」の詳細については、後日本誌にて改めてご紹介する予定だ。なお、今回の記事は開発中の情報をもとに作成されており、今後は変更される可能性がある。

【スクリーンショット】

(C)2002 IDEA FACTORY
※画面はすべて開発中のものです

□アイディアファクトリーのホームページ
http://www.ideaf.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ideaf.co.jp/card/card.html
□「カードカードゲッター」のページ(5月21日より開設)
http://www.if-ccg.com

(2002年5月10日)

[Reported by 北村孝和]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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