★ピックアップ アーケード★

頭文字D Arcade Stage
連載:第1回

  • ジャンル:ドライブゲーム
  • 発売元:セガ
  • 開発元:セガ・ロッソ
  • 料金:1プレイ200 or 100円(カード購入時は別途100円が必要)
  • 稼動日:稼動中

【ゲームの内容】

 「頭文字D Arcade Stage」は、人気コミックを題材としたドライブゲーム。峠を舞台に行なわれるレースの臨場感が再現されている。原作でおなじみの仲間たちやライバルも登場し、それぞれ4種類の峠(コース)で対決する。本作にはカードシステムが搭載されており、カードに愛車のデータ、獲得ポイント、チューニング、自己最速タイム、勝敗結果などが記録できる



はじめに

 第1回目となる今回は、プレイの手順とカードシステムを中心に紹介していく。まず最初に、実在の車種から自分が乗りたい車を選択する。このとき“カード”を購入して、自分の車をチューニングしていくことができる。

 プレイモードは大きくわけてふたつあり、原作に登場するライバルと戦う「公道最速伝説」と、コースごとにどれだけ速く走れるかを競う「タイムアタック」がある。

 走行感覚だけでも楽しめるゲームだが、チューンナップによる育成要素や、原作に登場する人物と手合わせができるなど、さまざまな魅力がつまっているのである。


カードシステムについて

イラストが描かれたカードは8種類。データの記録は1車種ごとに1枚が必要。1枚といわず何枚か違うカードを作ってみるのもいい
 カードを購入すると“自分だけの車”を作ることができ、プレイするごとにポイントがたまりチューニングが行なわれる。チューニングが施されることで車はより速くなり、さらに愛着が増すことは請け合いだ。

 カードを購入しなくてもゲームはプレイできるが。カードを所有することで“愛車”を持ったかのような楽しみが生まれてくる。また、カードには公道最速伝説の対戦結果、タイムアタックのベストタイム、対戦結果などが記録される。カードを作ってこそ、このゲームを最大限に楽しむことができるといえよう。


カード購入までの流れ

 ここでは、カードをまだ所有していないことを前提に、カードを購入するまでの流れと車種、チューニングなどについて説明しよう。

(1)コイン投入時(2)頭文字Dカードの説明デモ(3)カード購入の決定
プレイ料金を投入してスタートボタンを押すと「カードをお持ちですか」という表示が出る。このときカードを持っていればカードを挿入し、カードを持っていなければスタートボタンを押す。カードを入れれば内容確認へ、スタートボタンを押せばカードの説明デモへ進む スタートボタンを押すと、カードについて説明するデモシーンが流れる。池谷先輩がカードについて説明してくれる。このシーンはスタートボタンを押せばスキップできる。3人組によるかけあい漫才のような会話が面白い その後「カードを購入しますか」という表示が出る。このとき、ビューチェンジボタンを押して100円を追加すればカード購入となり、スタートボタンを押せばカードを作成せずにゲームスタートとなる。この画面で100円を投入すればそのままカード購入が決定する

(4)車種の選択(5)トランスミッションの選択
車の種類を決める。車種は同一カード内で変更できず、また車によって走行感覚も異なるため、しっかり考えて選んだほうがいい。車は、実在するメーカー6社の23車種から選択可能。メーカーを間違えた場合は一度だけ戻ることができる オートマかマニュアルかを選択。車種によって5速と6速がある。オートマの性能もなかなかだが、ここはマニュアルをお薦めする。初級、中級ならシフトチェンジが必要なポイントはさほど多くないからだ。最終的にはマニュアルの方が速いと思われるが、オートマでも遜色なく走ることができる

(6)パーツ装着コースの選択(7)名前の入力
チューニングのコースを選択する。各車種とも2~3のコースがあり、実在する33社のパーツメーカーが登場。原作に登場する人物のチューニングコースもある。原作のチューニングより他コースの方が、チューニングされるパーツの数は多いようだ 名前を入力すればカード作成は完了。文字はハンドルとシフトレバーで選択する。このあと各モードを選んでプレイを開始するが、入力した名前はバトルの最初で画面に表示される。あまり変な名前を入れると、あとで後悔する可能性も……


プレイ後のポイント蓄積

総獲得ポイントの表示が赤い文字になると新たなチューニングが施される
 カードを使ってプレイするとポイントが蓄積していく。ポイントは走るコース、完走したかどうか、バトルの勝敗、自己ベスト、コースレコードの更新などの結果をもとに、最終的に加算される数値が決定される。

 ここで獲得したポイントが一定ポイントに達すると、車がチューンナップされる。速く走るほどポイントは多くたまっていくので、走行時は常にベストを尽くしたい。


カードデータの確認

カードを入れるとデータの確認表示になる。ビューチェンジボタンで次のページが閲覧できる
 カードを差し込んでプレイする際、まず最初に記録内容確認の画面が表示される。このとき“ビューチェンジボタン”を押せば、カードに含まれるすべての情報が確認できる。

 カード情報は、チューニング状況、総獲得ポイント数、タイムアタックのベストラップ、対戦結果など。ベストラップの欄にはパスワードが表示されるので、いつでも確認が可能だ。


各モード解説

 それでは、実際にレースを行なうプレイモードについて紹介しよう。原作で登場したライバルと戦う「公道最速伝説」、フリー走行の「タイムアタック」、他のプレーヤーと対戦できる「通信対戦」の3つのモードが存在する。

【公道最速伝説】
 4つのコースで待ち受けるライバル達とバトルを繰り広げるモード。コースは初級(妙義)、中級(碓氷)、上級(秋名)、超上級(八方ヶ原)と分かれており、上級へ行くほどきついコーナーが多くなる。各コースには原作で登場したライバル達が4~5人ほど待ちかまえており、制限タイム内にライバルを倒すことが目標だ。
 このときカードを使えば、好きな相手を選んで戦うことができる。それぞれの峠で出現するライバルたちを全員倒せば、カードに制覇した峠が印字される。ライバルを全員倒したあかつきには、さらに強力なライバルが出現するかもしれない。

カード使用時は、倒したライバルのイラスト上に×印がつく レース前のセリフにも要注目。車種によってセリフが違ったりする マップには相手の位置が赤い点で表示される。右上には相手との距離も表示される

【タイムアタック】
 ライバルに走行ラインを邪魔されることなく峠が攻められるモード。記録はコース別、車種別に分けて記録され、ベストラップを目指して走ることになる。
 チェックポイントごとに走行タイムが表示されるので、総合タイムがどこで落ちているかといった弱点を探すのにも役立つ。完走後に表示されるパスワードを公式サイトに登録すれば、インターネットランキングに参加することができる。
 なお、ポイントを6万点以上ためれば「スペシャルコース(全コース走破)」にチャレンジすることができる(ポイントは消費する)。

タイムアタックは1台で走行。各チェックポイントでは総合トップとのタイム差が表示される カードに記された自己記録や、筐体の総合記録を塗り替えたときのうれしさは格別

【通信対戦】
 2台の筐体が通信するようセッティングされている場合、コインを投入すると「ライバル受け付け中」という表示が行なわれる。このとき相手が参加すれば、対人戦の通信対戦が可能だ。通信対戦時はカードを購入できないが、あらかじめカードを作っておけば自分の車を使って対戦できる。


第1回総括

 今回は、ゲームの基本的な仕組みを中心に紹介した。次回は、コーナーのラインどり、シフトチェンジなど、このゲーム独特ともいえるドライビングテクニックの基本を解説する。単なるルールやコース図の説明にとどまらず、より速く走るためのディープな攻略をお届けする予定だ。アーケード版ドライブゲームとしては、近年まれに見る盛り上がりを見せる「頭文字D Arcade Stage」。このムーブメントにぜひ参加し、君の手で地元の走りのレベルを上げてほしい。

(C)しげの秀一/講談社
(C)SEGA ROSSO/SEGA,2002

□セガ・ロッソのホームページ
http://www.segarosso.com/
□「頭文字D Arcade Stage」公式サイト
http://www.segarosso.com/INITIALD/

(2002年4月26日)

[Reported by 石井ぜんじ]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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