米Microsoft、「Midtown Madness 3」をXboxに投入
今回の爆走レースの舞台はパリとワシントンDC

2002年秋発売予定

価格:未定

 米Microsoftのゲーム部門Microsoft Game Studiosは、現地時間の4月24日、「Motocross Madness」と並ぶ人気レースゲームシリーズのひとつ「Midtown Madness」の最新作「Midtown Madness 3」をXbox向けに投入することを明らかにした。これで同社がWindows向けに展開していたゲームシリーズの中でXboxへ移籍が明らかになったのは、「Mech Warrior」、「Crimson Skies」に続いて3タイトル目となる。Microsoftは以前から自社タイトルに関しては「プラットフォームに適した棲み分けを図っていく」と明言していたが、大規模な発表が予想されるE3を目前に控え、米Microsoftのゲーム戦略の一端が明らかになってきた。

 「Midtown Madness」シリーズは、世界の名だたる大都市を舞台に、自由気ままなレースバトルを楽しめるレースゲーム。網の目のように張り巡らされた市街マップを自由に行き来できる自由度の高さと、ニュービートルやミニクーパー、アウディTTといった、その当時の最新のカジュアルカーで大都市を暴走できるという、ゲームならではの楽しみがたっぷり盛り込まれたユニークな作品だ。

 シリーズの魅力のひとつといえるのが、そっくりそのままダイナミックに再現された大都市マップ。「Midtown Madness」ではシカゴ、「Midtown Madness 2」ではサンフランシスコとロンドンだったが、「Midtown Madness 3」ではパリとワシントンDCが舞台となる。パリの街路樹の並ぶ美しい町並みや、米国政治の中枢であるワシントンDCの巨大建造物群を眺めながら、ライバルカーと思う存分カーチェイスを繰り広げることができる。

 現時点では収録車の詳細は明らかにされておらず、派手なスポーツカーや実用的なワゴンカーなど30台を収録するとしている。ゲームモードは、Blitz、Checkpoint、Cruiseの3種類。レース中は、交通渋滞を体験できるほか、車や歩行者などによる街の喧噪も実感できるという。ドルビーデジタル5.1ch対応かどうかは現時点で明らかではないが、もしそうだとすれば素晴らしいゲーム世界が実現されそうだ。

 ゲームの開発元は1と2を担当したAngel Studiosではなく、スウェーデンのデベロッパーDigital Illusionsが担当。過去に「Rally Masters」、「NASCAR Heat」、「Swedish Touring Car Championship」など、数々のレースゲームを手がけている。レースゲームとしてのクオリティの面でも安心できそうだ。

今回公開されたスクリーンショットはレース中のものではなく、開発中の街の映像を押さえたものとなっている。さんさんと陽が降り注ぐ美しい街並みが伺えるいっぽうで、路上で煙を噴き上げるセダンや横断歩道を渡る若者たち、各所に配置されたパトカーの群れなど、危険な臭いも漂っている。Madnessぶりは健在のようだ

(C) 2002 Microsoft Corporation. All rights reserved. Terms of Use.

□Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com/
□Microsoft Game Studiosのホームページ
http://www.darkageofcamelot.com/

(2002年4月25日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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