NECトーキン、傾きによる操作を可能にする |
価格:19,800円
ジャイロスタビライザーやモーションセンサーなどの製造、商品化を手がけるNECトーキン株式会社は、ゲームパッドの動きとゲーム画面の視点を連動させるゲームパッド専用の追加モジュール「Hurry Inputter」を5月7日に発売する。対応OSはWindows 98、Me、2000で、接続にはゲームパッドとは別にUSBポートが必要になる。価格は19,800円。
「Hurry Inputter」の使用方法は、手持ちのゲームパッドにモジュールをゴムバンドで固定し、ケーブルをUSBポートに接続するだけ。これによりマウスで行なう操作を「Hurry Inputter」が代替し、ゲームパッドの傾きを変えるだけでゲーム視点を変えることが可能になる。対応ゲームなどは特に定めていないが、1人称視点のアクションシューティングが最適だとしている。
モジュール内部には自社開発のセラミックジャイロと3Dモーションセンサーを内蔵。ゲームパッドの方向や傾きをリアルタイムで検知し、ダイレクトにゲームに伝えるという仕組みになっている。ゲームファンならご存じのとおり、このアイデアはマイクロソフトが'98年に発売した「SideWinder Freestyle Pro」とまったく同じだ。
Freestyle Proは、3Dモーションセンサーを内蔵したユニークなゲームパッド。こちらはFPSだけでなくフライトシミュレータも快適にプレイできるのがウリで、親指部分にホイール式のスロットルを用意している。接続はゲームポートとUSBの両方に対応し、実売価格は8,800円程度となっている。
こうしてみるとFreestyle Proのほうがパッドドラッカー機能付きの製品として優れている印象を受けるが、Freestyle Proはドット単位のような細かい操作が難しいため、一般層に受け入れられるまでには至らなかった。「Hurry Inputter」で期待されるのはモーションセンサーの精度だろう。「Hurry Inputter」は、今月17日~19日に幕張で開催される「第15回EMC JAPAN」に出展される予定となっている。気になるFPSファンは足を運んでみてはいかがだろうか。
□NECトーキンのホームページ
http://www.nec-tokin.com/
(2002年4月15日)
[Reported by 中村聖司]
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