“悪代官”となり正義の味方を罠にはめる |
価格:未定
株式会社グローバル・A・エンタテインメントは、“悪代官”となり追ってくる水戸黄門や大岡越前といった正義の味方を罠にはめ撃退するプレイステーション 2用アクション・シミュレーション「悪代官」を発売する。発売は7月頃を予定しているが、価格は未定。
ゲームといえばプレーヤーが“正義の味方”もしくは“ヒーロー”となり、“勧善懲悪”とはいかないまでも正しい倫理観念に従ってストーリーを進めていくものが多いが、この「悪代官」では全く逆の構図となる。
プレーヤーの扮する悪代官は悪徳商人と結びつき、私腹を肥やし、悪の限りをつくしている。まるで時代劇のように町人の娘を手込めにし、帯回しを楽しみ「おぬしもなかなかの悪じゃのう……」とかいいながら、「山吹色のお菓子」を袖の下として受け取る……そんなこれまでにはあまり見かけない主人公だ。プレーヤーはこんな主人公となり、正義の味方から逃げ切らなければならない。
ゲームは実写ムービーが流れて状況説明が行なわれ、各ステージごとに“賄賂”をまず最初に貰うことになる。この賄賂の使い方は自由で、罠や武器を購入してもいいし、用心棒を雇うこともできる。罠は新しいものを開発することもできる。ちなみに開発を担当するのはあの平賀源内だ。
こうして手に入れた罠や武器、用心棒をステージ内に配置していく。ゲーム画面の右下にあるロウソクがすべて無くなると正義の味方が登場。正義の味方は常にプレーヤーを追ってくるので、正義の味方をうまく罠に誘導し、タイミングよく罠や武器のスイッチを入れ用心棒を呼び、正義の味方の体力を奪っていき、最終的にとどめを刺せばゲームクリアとなる。
正義の味方には精神ダメージというパラメータがあり、落とし穴といった罠には引っかからない。このため、用心棒や油壺などによる爆破で、じわじわと精神ダメージを削り、単純な罠にはめるという展開となる。
罠は連鎖反応するようにうまくセットしていくと大きなダメージを与えることもできる。たとえば、爆薬入りの樽を複数セットすると誘爆したり、落とし穴からはい上がってきた正義の味方を狙うよう罠をセットするなど、数々の戦略とアイディア溢れる罠の仕掛け方が要求される。用心棒は強いが高額でなかなか雇えないとか、チンピラは弱いが安い金で動くなどの要素も用意されている。
各ステージのクリアタイムはステージやプレーヤーにもよるが、最短クリア時間は約20分前後だという。
各面スタートする前にはムービーが流されるが、こちらはその収録風景。なんだが、悪い企みがされているようですが……というか、悪いことを企んでいるのですが |
ムービーで登場する役者さんとポリゴン化された悪代官。悪そうなところがそっくり |
□グローバル・A・エンタテインメントのホームページ
http://www.gae.co.jp/
□「悪代官」のページ
http://www.gae.co.jp/game/akudaikan/
(2002年4月5日)
[Reported by 船津稔]
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