CESA、「マンガ喫茶」などでゲームソフトの業務利用を 5月から暫定許諾
5月1日から開始
社団法人コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会 (CESA) は、5月1日から暫定的にではあるがマンガ喫茶、インターネットカフェなどの「複合カフェ店」内における家庭用ゲームソフトの業務利用を許諾すると発表した。
今回の件については、CESAと日本複合カフェ協会 (JCCA) との間で調整が行なわれていた。CESAはJCCAに対しCESA加盟者の許諾したソフトをJCCAに対して許諾。JCCA加盟店では許諾ソフトを業務利用することができるようになる。同時に、無断で業務利用している店舗に対しては無許諾ソフトの撤去を呼びかけ、啓蒙活動を行なっていくとしている。リリースにおいて「JCCAへの入会、暫定許諾申し込みは随時受け付ける」としているため、JCCA以外への許諾は行なわないと思われる。
業務利用についてはメーカーに対する「使用料」が発生する。「使用料」には商品代金と許諾料が含まれている。4月1日現在、使用料について具体的な金額は公開されていない。また、「CESA加盟者の許諾したソフト」が使用できるようになると言うが、具体的なタイトル名も公開できないとしている。さらに運用にあたっては“ソフトウェア運用促進センター”を設置し、加盟店舗を定期的に調査し運用ルールに従った運用を行なっているかチェックしていくという。
今回の暫定使用許諾期間は5月1日から10月31日までの6カ月間で、使用料も暫定金額となる。暫定使用期間の目的については「正式許諾に向けての必要なデータ収集と分析」としている。
□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.cesa.or.jp/press/comittee/intell020401.html
□JCCAのホームページ
http://jcca.ne.jp/
□関連情報
【2001年1月31日】「まんが喫茶でゲームをプレイ」上映権の侵害で初の摘発
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010131/accs.htm
(2002年4月1日)
[Reported by 船津稔]
|