ステージイベント「Glory to Dreamcast!!」にサクラ大戦の声優登場 |
会場:東京国際フォーラム
一部関係者と報道関係者にのみ公開されたことのある'98年制作の伝説のフィルム! 「仁義ある戦い」も遂に公開となった |
まず最初に流されたのは、関係者にしか公開されなかったあの伝説の映像「仁義ある戦い」。「仁義ある戦い」は'98年に秋本康氏の元で制作された映像で、ドリームキャスト発売当時の世相を反映した内容に会場は大爆笑。懐かしい顔あり、今だから笑えるギャグの数々にみんな満足したのではないだろうか。
そして懐かしいといえば、あの伝説のキャラクタがステージに登場した。セガサターンの後期にCMで大活躍した、藤岡弘氏演じるせがた三四郎だ。柔道着を着込み、髪の毛を逆立てた藤岡氏が登場すると、会場からは黄色い声援が飛んだ。昔放送されたCMを流しながら「スケート場で走って凍傷になるかと思った。でもその日はもう一つの撮影があり、そちらは火事の中から人を救出するものだったので今度は熱くて大変だった」といった撮影秘話の数々を披露。大変な撮影が多かったようだが、「でもあのスタッフは熱心で、いい仕事だった」と当時を振り返った。
その後、ドリームキャストのキャラクタ湯川元専務が登場。ガッチリと熱い握手を交わした。藤岡弘氏は「湯川専務のキャラクタは大変おもしろかった」と絶賛。湯川元専務は「最近の藤岡弘氏のCMのように (オートレースのCM) 美味しいCMがいいなぁ」とコメントしていた。
湯川元専務は「ドリームキャストは終わったが、ドリームキャストで育ったソフトが各プラットフォームで発売されていくので、そちらをよろしくお願いします」とユーザーに語りかけ、最後に「ドリームキャストいかがですかぁ」と来場者と唱和してステージを終えた。
今回特別に復活した“せがた三四郎”こと藤岡弘氏と湯川元専務が復活。熱い握手を交わした | 過去のCMを見て懐かしそうに語る藤岡弘氏 | 湯川元専務はとにかく元気いっぱい。「Dreamcastいかがですかぁ~」と叫んでいた |
セガグループの一員となったがレッド・エンタテインメントの広井王子氏とオーバーワークスの大場規勝氏 |
ステージにはレッド・エンタテインメントの広井王子氏とオーバーワークスの大場規勝氏が登場。まずは声優さん達ひとりひとりに「『サクラ大戦4』を終えて」と聞いてみると、声優さん達は「喪失感を感じた (横山智佐さん)」や「CMを見るまで最後だと知らなかった (渕崎ゆり子さん)」と言った意見から「終わった気がしない (高乃麗さん)」まで色々。それを受け広井王子氏は「終わらせたつもりはないし、僕自身が終わった気がしていない。ドリームキャストで終わっただけ。米田さんの物語が終わっただけだ」とし、今後も続ける意思表示を再度明確にした。
色々な話題で盛り上がったが、とにかく短い時間で大勢の話をまとめるのは大変だったようで、「今度はもっと長い時間でやりたい」と何度か発言があった。ちなみに、「サクラ大戦」関連の新情報もいくつか紹介された。ひとつは神崎すみれの引退を描くOVAの特別編が制作スタートしたこと。さらに巴里編のOVAの制作が決定。こちらは大神一郎の視点で描くのだという。
また、毎年恒例となっている夏の公演は「帝国歌劇団花組 スーパー歌謡ショウ『新編 八犬伝』」に決定。青山劇場で8月15日から25日まで開催される。いつもはオーケストラが入るが、今回は録音されたものを貼り付けていく手法を採用するのだという。すでに衣装もできており、ポスター撮りも終了しているという。「『八犬伝』なのに花組は7人でどうするのか?」と言うところに次に繋がる何かがあるような気がするのは読み過ぎなのだろうか?
「サクラ大戦」の声優さんたちがズラリ勢揃い。掛け合い漫才のようにワイワイと楽しいステージが続いた |
(2002年3月30日)
[Reported by 船津稔 Photo by 矢作晃]
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