Macworld Tokyo 2002開幕あの世界的なピンボールソフトメーカーの新作が登場 |
会場:東京ビッグサイト 入場料:2,500円 (展示会場)
Macintoshを中心とした国内最大のイベント「Macworld Tokyo 2002」が東京ビッグサイトで開幕した。巨大なApple Computerのブースを中心にIT関連企業ブースや物販ゾーンがほとんどだが、その中に小さいながらもゲームを集めたブースが設営されていた。日本で発売されるタイトルを展示しているエレクトロニック・アーツ・スクウェア (EAスクウェア) などもあったが、日本では発売されるかどうかもわからないソフトがほとんどで、今後日本で気軽に手に入れることができるのかどうかは不明な点が多い。
それでも家族連れがブースを訪れ、お父さんがApple Computerのブースなどを見ているあいだ、子供とお母さんがゲームを楽しむといった雰囲気だ。そういった意味では狭いこともあって人が密集したブースとなっていた。
今回出展された「JINNI ZEALA」は、前作「Angel Egg」の登場から4年ぶりという久々の新作。楽しみにしていた人も多いはずだ。発売は4月頃を予定しており、価格は未定。プラットフォームはMacintoshとWIndowsを予定している。販売方法は同社ホームページでのダウンロード販売のみとなる模様だ。
「JINNI ZEALA」の舞台はアラビアン・ナイト。盤面はとにかく派手で、ランプが終始きらめいているラスベガスのようなカラフルなイメージだ。制作を担当している藤田善勝氏によれば、「今回はランプを減らし'70年代風のレトロな雰囲気の台を目指した」とコメントしていただいた。
前作「Angel Egg」では“役”を連鎖させていくゲーム性だったが、今回はシンプルになっており、広く浅く“役”をねらっていくゲームとなっているという。つまり、あちらこちらに“役”が配置されており、同時にねらっていけばどんどん点数が加算されていく。1プレイにかかる時間は短く、5分から10分程度で手軽に楽しめる。また、ボールの物理計算もかなり手が加えられているという。とはいえ3Dグラフィックボードが必要なわけではなく、低スペックのマシンでも快適なプレイが可能でノートでもプレイすることが可能となっている。
ブースでは子供が楽しそうにプレイする姿が見られた。藤田氏によれば「見ていると子供が熱中していることが多いけど、たぶん彼らはピンボールって知らないんですよね」と複雑そう。確かに最近では街中でピンボールの台を見かけることは少ないし、ピンボールの本場米国でも状況は同じだ。「JINNI ZEALA」はとりあえず誰でも手軽に楽しめるシステムに仕上がっているようなので、より多くの人に楽しんで欲しい作品だ。
(2002年3月21日)
[Reported by 船津稔]
|
GAME Watchホームページ |