バンダイ、「ガンダムネットワークオペレーション」 |
4月1日発売
価格:オープンプライス(実売7,800円程度)
株式会社バンダイは、「機動戦士ガンダム」の1年戦争を題材にしたネットワークストラテジーゲーム「ガンダムネットワークオペレーション」のトライアルイベントを開催した。会場となったネッカ秋葉原店には数多くの参加希望者が訪れ、ガンダム初のネットワーク専用ゲームに興味津々の様子だった。
ゲームには原作のキャラクタが総登場する。画面はG3ガンダムに登場するセイラ・マス大尉。イエロー地のニュース欄には、ジオン軍にランバ・ラル大尉が赴任したことが伝えられている |
ESP社長宮路氏は、司会進行役稲葉ちあきさんの紹介を受けて「このプロジェクトの言い出しっぺは私。今でも根強い人気を誇るガンダムを題材に、チャットの醍醐味を活かしたコミュニティベースのネットワークゲームを作りたかった」とコメント。スケジュールについては「発売日は4月1日を予定している。製品の価格は7,800円、月額利用料金は900円を予定している」とした。
また現在行なわれているβテストについて、「βテスト開始以来、ユーザーの方々から多数の要望、希望が寄せられ、この1カ月の間でずいぶんいいゲームになった」と自作に対する自信のほどを披露した。現在、βサーバー上には1,000人以上がアクセスし、最大では3,000人(連邦1,500人 vs ジオン1,500人)まで同時接続可能だという。
ゲームの解説はバンダイビデオゲーム事業部の牛村範彦氏が担当。ゲームの魅力について「3カ月経ってみるまで結末がわからない。史実どおり連邦が勝つのか、あるいはジオン軍が独立を果たすのか。結末はすべてユーザーの行動次第で変わってくるところ」だという。続けて「(2Dゲームにしたため)スペック的に軽くでき、気軽に本格的なネットワークゲームに参加している感覚が味わえること」と、ネットワークゲーム初心者もターゲット層として強く意識していることを明らかにした。
開発を担当しているESPの代表取締役社長宮路洋一氏 | 熱烈なガンダムファンという稲葉ちあきさんとバンダイビデオゲーム事業部の牛村範彦氏 | デモンストレーションは、実際にβサーバーに接続して多数の敵味方がひしめく中で行なわれた |
第2部では、古谷徹氏が颯爽と現れ、連邦軍艦長トオル・フルヤ大尉としてゲームに参加。どうもこれが初プレイだったようで、「(敵の勢力は)圧倒的じゃないか」「ガンダムいないじゃん」と悲観的なコメントを連発していたが、解説を受けてゲーム内容を理解し始めると、「オレはどうすればいいんだ」「来るのか、倒してやる!!」と専売特許のアムロ声を連発。自ら連邦軍チーム「BLUEMOON」を作成し、一緒にプレイしている参加者に「みんな! 来てくれよ!!」とアムロ声で呼びかけた。
古谷氏のキャラトオル・フルヤ大尉は、今回のイベント用に作成した特別キャラでレベル35(ほとんどのβテスターはまだヒト桁台)で、配下モビルスーツにガンダム(アムロ・レイ搭乗)、ガンキャノン、ガンタンクを従えた「無敵」キャラ。古谷氏の参加により、一時的にバランスが大きく連邦側に傾いたようだが、戦闘中、古谷氏の生アムロ声と、ゲームに吹き込まれたアムロの声が被ることもあったりし、イベントは好評のうちに終了した。
第2部の中心となった古谷徹氏。最初は神妙にゲーム説明を聞いていたご様子だったが、徐々にヒートアップし、完全アムロ声で自ら連邦を指揮する意気込みを見せてくれた |
1年戦争をモチーフにした「ガンダムネットワークオペレーション」は3カ月で1つの物語が集結するという仕組み。チャットで仲間を集め、仲間とパーティーを組んで、敵の勢力を撃破していく。詳しいゲーム内容はまた別の機会にお届けするつもりだ |
(C) 創通エージェンシー・サンライズ
(C)BANDAI 2002.
□バンダイのホームページ
http://www.bandai.co.jp/
□「ガンダムネットワークオペレーション」の公式ページ
http://www.gno.ne.jp/
(2002年2月22日)
[Reported by 中村聖司]
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