Xbox発売を明日に控えビル・ゲイツ氏来日 |
Xboxの発売日である2月22日を明日に控え、東京の渋谷では大通りにXboxのロゴをあしらった旗があちらこちらに掲げられ、渋谷駅前の3台の野外ビジョン全てを使ってXboxのCMが同時に流されるなど、まさに街中がXboxに埋め尽くされているという雰囲気だ。
そして発売まであと数時間となる21日夜、発売当日の午前7時よりXboxのカウントダウン販売が行なわれる渋谷のQFRONTにおいて、米Microsoft会長ビル・ゲイツ氏の会見が行なわれた。
ゲイツ氏は、昨年の春と秋の東京ゲームショウに続き、今回で1年間に3度の来日となったわけだが、ゲイツ氏が1年に3度来日するということは、'86年にMicrosoftが設立されて以来初めてとのこと。これは、マイクロソフトが日本でXboxを成功させるために真剣に取り組んでいることの表れと言っていいだろう。会見の冒頭でゲイツ氏は、「Xboxが明日発売されますが、その目前に来日できて嬉しい限りです」と語ったが、ゲイツ氏自身もXboxの成功には日本市場での成功が欠かせないと考えているからこそのコメントと言っていいだろう。
会見の内容自体は、Xboxがマイクロソフトにとって重要な製品であるだけでなくゲーム業界にとっても重要なものであると、Xboxの重要性をアピールしたり、Xboxのグラフィック機能や5.1チャンネルサウンド機能、ハードディスク内蔵、ネットワーク機能などの特徴を引き合いに、Xboxが次世代のゲームプレイのために設計されたものであるとし、競合する他のゲーム機との違いをあらためて強調するなど、これまでのものと大きく異なるものではなかった。
ただ、テクモやセガ、コナミ、ナムコといった日本のゲームメーカーの名前をあげつつ、世界で最も優れたゲームを開発している日本のソフト開発メーカーと提携できたことがXboxにとって非常に重要なポイントであると語ったり、日本市場向けに専用のコントローラを用意したことや、日本オリジナルモデルであるXbox Special Editionを紹介するなど、かなり日本のことを意識したコメントも目立った。
ちなみにゲイツ氏は会見内で「明日朝午前7時に私自身が1台目のXboxを直接お渡しすることを楽しみにしています」と語り、明日のカウントダウン販売で店頭に立って自らXboxを販売することを宣言。北米市場でXboxが発売された時にもゲイツ氏自ら店頭に立ちXboxを販売したが、日本でも同様のセレモニーが行なわれることが明らかにされた。もし明日早朝からXboxの購入のために出掛けようと考えているのであれば、渋谷QFRONTまで足を運んでみてはいかがだろうか。
自ら1台目を手渡し販売すると宣言したビル・ゲイツ氏 | 常務取締役兼Xbox事業部事業部長の大浦博久氏 | 大浦氏とゲイツ氏で「DEAD OR ALIVE 3」を対戦。結果はゲイツ氏の圧勝 |
渋谷の駅前の3台の野外ビジョンがすべてXboxに |
(2002年2月21日)
[Reported by 平澤寿康]
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