米Immersion、SCEI、SCEA、Microsoftを フォースフィードバック機能のパテント侵害で訴える
2月11日 現地発表
ゲームパッドやジョイスティックから医療関係まで手広く手がける米Immersionは現地時間の11日、同社の持つフォースフィードバック機能のパテントを侵害したとしてソニー・コンピュータエンタテインメント、Sony Computer Entertainment America、米Microsoftをカルフォルニア連邦地方裁判所に提訴した。
リリースによれば、プレイステーション、プレイステーション 2のDUALSHOCK、Xboxのフォースフィードバック機能を持つコントローラ、およびそれらの機能を利用しているゲームソフトが特許を侵害しているとしている。Immersionによれば、ディスプレイを通して色々なことを体験するときに、グラフィックや音と同時にマウスやジョイスティックが感覚的にユーザーにフィードバックすることを“TouchSense”と呼び、これらに関する特許を世界中で200以上有しているという。
リリースでは、米MadCatzや米Saitekとはライセンス契約を結んでおり、コンソールでも製品が発売されているとしており、PC関係では米Logitechがジョイスティックなど各種製品を発売している。Microsoftは'98年頃、DirectX 6.0および7.0においてImmersionとAPIを標準化するという発表を行なっており、両者のジョイスティックが互換性を持つようになっている。こういった経緯からMicrosoftの発売しているPC系のフォースフィードバックコントローラは訴訟の対象となっていないものと思われる。
もし今回、プレイステーションに関して特許侵害が認められた場合、過去に遡り特許権使用料が発生すると思われる。
□米Immmersionのホームページ
http://www.immersion.com/
□ニュースリリース
http://www.immersion.com/corporate/pressreleases/2002/020211b.shtml
(2002年2月12日)
[Reported by 船津稔]
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