秋葉原と日本橋でXbox体験会「Xbox Experience」開催 |
11時~19時 (11日のみ17時まで)
入場無料
会場では子供からお年を召された方まで幅広い年齢層のユーザーがXboxをプレイしていた |
会場には合計24台の試遊台が設置され、2月22日の発売日と同時発売のソフトはすべて体験できるほか、28日に発売される「式神の城」、「斬 歌舞伎」、「メタルダンジョン」の3作品を体験できる。特に「DEAD OR ALIVE 3」、「JSRF ジェットセットラジオフューチャー」、「Project Gotham:World Street Racer」、「幻魔 鬼武者」の4タイトルは各試遊台が3台割り当てられており、それでも行列が出来るほどの人気となっていた。
会場の奥には2つの「5.1ch体感ブース」が用意されている。ひとつの試遊台にはTHRUSTMASTERのハンドル型コントローラ「360モデナレーシングホイール」が設置され、取材時には「DOUBLE-S.T.E.A.L」が体験できた。もう一つは同じくTHRUSTMASTERのジョイスティック「フォックス2プロ ジョイスティック」が設置され、「エアフォースデルタII」を楽しむことができた。音はもちろんコントローラもセットされたかなり豪華な環境なので、会場に足を運んだおりには一度体験して欲しいところだ。
そして最も注目なのはHORIから発売が予定されている「DEAD OR ALIVE 3スティック (仮称) 」が初出展されている点。残念ながらプレイすることはできないし、価格、発売時期ともに未定とわからないことづくめ。関係者に確認したところ「発売日は未定だが、間を空けずに発売されるのではないか」とコメントしていた。ボタン配置は、“Free A”、“Panch B”、“Kick X”、“Throw Y”と色違いで配されており、左上部には「DEAD OR ALIVE 3」ではあまり必要とされない“L”、“R”、“WHITE”、“BLACK”、ボタンがそれぞれ設置されている。
残念といえば、東京会場では「DEAD OR ALIVE 3」の対戦が不可能で、一人プレイのみ体験可能となっていた。対戦となると人の入れ替わりが悪くなるなど回転率の問題もあるからかもしれないが、1台だけでも対戦台にして欲しかったところだ。
このほかにも細かい話だが、各ソフトのパッケージが公開されている。「DEAD OR ALIVE 3」では米国版はジャン・リーがフィーチャーされていたが、日本版では“あやね”に変更されている。また、暴力表現のあるソフトには他のプラットフォーム同様にマークが印刷されるが、若干デザインが違うようだ。さらに、XboxではCESAの暴力表現に対するレーティングのマークも同時に入れられていた。
■ Xbox事業部長の大浦氏「RPGは宿題。2大RPGにはアプローチを続ける」
マイクロソフトの常務取締役兼Xbox事業部事業部長の大浦博久氏も来場した |
さらに出荷台数に関してはこれまで通り、「全世界で6月末までに450万台から600万台を売り切りたい」としながらも「販売台数は重要ではなく、生産台数が問題で、作っただけは売れる自信がある」と強気の姿勢。それに伴い今後の生産計画に関しては「現在メキシコで生産しているが、EU向けのXboxはハンガリーで生産し、アジアでも生産して、それぞれの地域に配分していく」と今後の計画を明かした。これまでアジアではシンガポールで生産するといったはなしもあったが「現在選定中」としており、まだ決定していないようだ。「2002年のクリスマス商戦が最も需要が伸びると思うが、そこに向けて生産体制を整えている」としている。
ソフトに関しては現在、「DEAD OR ALIVE 3」など同時発売ソフトが注目を集めてはいるが、4月以降のタイトルに関してはあまり見えてこないのが現状である。特に日本市場では重要と思われるRPGに関しては、「真・女神転生 On Line (仮) 」の制作がアトラスから発表されているが、このほかに関してはほとんどオープンになっていない。この点について大浦氏は「日本には2大RPGがあり、そちらに関してはマイクロソフトとして引き続き交渉していくのでわからない。RPGは重要であるというのはわかっているので、自社内でも作るプロジェクトがある。大きいタイトルを持ってくるのか、オリジナルを育てるのか、RPGは宿題で今後もがんばっていく」とコメント。今後、ネットワークサービスも半年後には明らかになる予定なだけにそれとも合わせ、これまでにない新しいRPGが登場することを期待したい。
(2002年2月9日)
[Reported by 船津稔]
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