今春発売

価格：未定

　マイクロソフト株式会社は、動物園の経営を行なっていく育成シミュレーションゲーム「Zoo Tycoon」を今春に発売する。対応OSはWindows 98/Me/XP/2000で、価格は未定。

お客でいっぱいになった動物園。園内には動物以外にも案内板や飲食店、噴水、ベンチ、お花畑など、さまざまなオブジェクトが配置されている

　「Zoo Tycoon」は、最近では珍しい2Dグラフィックのシミュレーションゲームだが、米国では昨年10月の発売以来、異例のロングセラーを記録している。もともとアメリカ人はこの手の箱庭型の育成シミュレーションゲームが大好きだが、このほのぼのとした作りは日本でも子供を巻き込んで大いに受けそうな雰囲気だ。

　ゲームの目的は、与えられた敷地を最大限に利用して、充実した動物園をデザインしていくこと。動物はライオンやキリン、ゾウ、シベリアトラなど40種類以上が登場し、敷地内に柵で囲ったオリに入れて飼育することができる。動物を数多く集めるためには、それに比例した資金が必要。理想の動物園を造るためには、プレーヤーだけでなくお客も満足できる、収益率の高い環境を整えなければならないというわけだ。

　こういった経営と美観の両立は箱庭シミュレーションゲームの基本的要素といえるが、Zoo Tycoonではさらに動物のしあわせ度にも注意を払わなければならない。動物たちのしあわせ度は鳴き声でわかる仕組みで、彼らのしあわせ度はお客の満足度に、ひいては収益率に直結するため、木や寝床などの設備を整えたり、仲の悪い動物同士を別々のオリに入れるなどして対策を練らなければならない。

　シナリオはチュートリアルを含め10種類以上を用意。製品発売後はひと月に1回、計4回に渡って、新しい動物や施設、シナリオなどをダウンロードできるサービスも実施するという。箱庭ファンや動物好きは要注目のタイトルだ。

いろいろな動物が配置された園内の様子。動物の生態によって柵の高さや強度、中の設備なども変えていかなければならない

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□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Zoo Tycoon」の公式ページ
http://www.microsoft.com/japan/games/zootycoon/

(2002年1月24日)

[Reported by 中村聖司]