第15回次世代ワールドホビーフェア 大阪大会開催
「サルゲッチュ2(仮)」や「クロノアビーチバレー」など新作がズラリ登場

開催日:1月20日

入場料:無料

会場:大阪ドーム

 1月20日、ゲーム、ホビー関連のイベント「第15回次世代ワールドホビーフェア」の大阪大会が大阪ドームにおいて開催された。会場は狭いため多くの人でごった返した。また、会場限定のグッズ販売にも多くの人が集まり、一時は入場まで90分待ちと表示され、大阪ドームから離れた道路までズラリと行列ができあがった。会場には多くのメーカーが出展し、ソニー・コンピュータエンタテインメント、セガ、コナミ、カプコン、ナムコ、ハドソンなど新作タイトルを出展した。今後、1月26日から27日は幕張メッセで、2月3日はナゴヤドームで、2月10日は福岡ドームでそれぞれ開催される。


■ SCEI、PS2「サルゲッチュ2 (仮)」をビデオ出展
  メインは「ジャック×ダクスター」

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのブースでは12月に発売されたアクションアドベンチャー「ジャック×ダクスター」をメインに、「サルゲッチュ」シリーズや2月14日に発売されるアクションRPG「デュアルハーツ」などを出展した。

 今回、ビデオ出展ではあるが初めての出展となったのはPS2版「サルゲッチュ2 (仮)」。PS版の続編にあたるが、主人公はヒカルという男の子になり、登場するサルの種類も全作の10倍以上と多彩なものになるという。また主人公のとなりにはかわいい“ピポッチ”という小ザルが登場する。またどんなガチャメカが登場するかが楽しみだが、前作よりは多くのガチャメカが登場するという。今回公開されたグラフィックからは「ピポサル2001」とあまり変わりないように感じるが (リアルになってもあの雰囲気が無くなるような気もするが) 、ムービー部分はブラッシュアップされている印象だ。とはいえほんの十数秒のムービーが公開されただけなので詳細はわからないが、2002年発売と言うことでこれからどんどん情報が公開されていくことだろう。

 このほかでは、夢の世界にはいることができるPS2用アクションRPG「デュアルハーツ」のプレイアブル版が出展されていた。登場するキャラクタの夢の中にはいることができるのだが、夢の中のグラフィックはそれぞれのキャラクタを反映しグラフィックになるため、子供のキャラクタの夢の中にはいると絵本のようなグラフィックになるなど、全く違った雰囲気のグラフィックを楽しめるようだ。ちなみにこの絵本のようなグラフィックがパステル調でなかなか素晴らしい出来なので、一度は体験して欲しい。

 SCEIブースではこのほかにも12月に発売されたPS2用アクションアドベンチャー「ジャック×ダクスター」や「サルゲッチュ」シリーズなどをプレイして楽しむことができる。

メインステージほか、「サルゲッチュ」コーナーでも「サルゲッチュ2 (仮)」をビデオ出展。またあのドタバタアクションが帰ってくる PS2「デュアルハーツ」。2月14日発売と言うことでかなり多くの試遊台を設置しアピール。ファンタジックな完成度のグラフィックで多くの人が試遊台前に並んだ 「ジャック×ダクスター」のステージを立体化。実際のゲームもこの巨大な島の中をシームレスに移動することができる

□SCEIのホームページ
http://www.scej.jp/


■ 「クロノアビーチバレー」のゲーム大会が大盛り上がり

 ナムコのブースはとにかくPS用「クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!」をとことん楽しめるようになっている。

 「クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!」はクロノアシリーズに登場するキャラクタ達が登場するビーチバレーゲーム。誰でも直感的に分かる簡単なインターフェイスなため、すぐにゲームを楽しむことができる。ビーチバレーだが、コートはビーチだけにとどまらず、多彩なものが用意されている。

 ブースでは数多くの試遊台が用意されていたが、いつも満員状態で大人気。さらにゲーム大会が行なわれ、キャラクタの描かれた「クロノア・オリジナルバンジーボール」がもらえるため、多くの人がブースにズラリと行列を作っていた。他の会場に足を運ぶユーザーでもし「クロノアビーチバレー」を楽しみたい人は、早めに行った方がいいかもしれない。

会場にはクロノア君も駆けつけてファンに囲まれていた かわいらしいグラフィックとわかりやすいゲームシステム、そして多彩なステージで注目を集めていた

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/


■ ハドソン、ゲームキューブ版「ボンバーマンジェネレーション」を出展

 ハドソンのブースでは、2002年発売予定とされているゲームキューブ用「ボンバーマンジェネレーション」がプレイアブルの状態で出展されている。「ボンバーマンジェネレーション」はアクションアドベンチャーゲーム。爆弾を使った多彩なアクションでゲームを進めていく。グラフィックはトゥーンレンダリング風で、カラフルな仕上がりとなっている。爆弾を合成していろいろな特徴を持った爆弾を作成できるほか、爆弾を蹴ると行ったアクションも用意されている。ゲームの雰囲気は何となく「ゼルダ」っぽい印象を受けた。

 また、発売され手間もないPS2用アクションレースゲーム「ボンバーマンカート」も体験できるが、ロジクールのハンドル型コントローラ「GT FORCE」とシートがセットになった本格的な試遊台で対戦プレイが楽しめる。「GT FORCE」もかなりのヒット商品とはいえ子供にとっては高嶺の花と思われるので、来場者のメインターゲット層の子供が数多く並び「GT FORCE」を使ってゲームを楽しんでいた。

 このほかにも、2月に発売されるGBA版「ボンバーマンマックス2」やGBC「Dr.リンにきいてみて! 恋のリン風水」もそれぞれ人気を集めていた。子供のボンバーマン人気はすさまじいものがあり、ハドソンブースにボンバーマンが現われると多くの子供達が集まってきており、ボンバーマンブランドはまだまだ健在といった印象だった。

すこしトゥーンレンダリングっぽいグラフィックのGC「ボンバーマンジェネレーション」とにかくカラフルなグラフィック PS2「ボンバーマンカート」はハンドルコントローラとシートを設置した本格的な試遊台で、2人対戦を楽しむことができる
2月7日発売のGBA「ボンバーマンマックス2」もプレイ可能。子供のボンバーマン人気は相変わらず強し ボンバーマンが現われるとワッと人が集まってきた

□ハドソンのホームページ
http://www.hudson.co.jp/


■ セガ、新作をズラリ展示
  通信RPG「シャイニングソウル」がプレイ可能

 セガのブースは、子供に人気の「ソニックアドベンチャー2」と「スーパーモンキーボール」、そしてセガトイズの新作トイ「グランドランナー」を前面に押し出していた。両作品ともゲーム大会などを開催し、サルとソニックの人形が用意されていたため大くのユーザーが集まった。

 プレイアブル状態での新作としては「シャイニングソウル」だろう。GBA初の通信RPGとしており、GBAケーブルによる4人同時プレイが可能だという。会場では2人同時プレイが可能な試遊台が2セット (計4台) 用意されている。8つのダンジョンがあるのだが、GBAケーブルを接続することで同じダンジョンを友達と一緒にプレイすることが可能となる。ボス戦でやられてしまうとボス戦には参加することはできないが、通常のフィールドであればやられても何度でも参加する事ができるという。一緒に同じ洞窟を探検し、全く違うことをしてもいいし、協力して先に進むこともできる。セーブして続きをまた一緒に楽しむこともできれば、一人でゲームを再開することもできるというこれまでにないシステムとなっている。

 また、1月31日に発売される予定のPS2版「バーチャファイター4」も人気だった。全体にみて他のブースに比べ大きなお友達の率が高かったのが特徴的。株式会社HORIのバーチャファイター4 スティックが完備されており、ほぼ完成版の内容をプレイできる。「バーチャファイター4」のよこにはGC版「バーチャストライカー3 ver.2002 」が出展されており、こちらも大人気。プレーヤーがとぎれるどころかどんどんと行列ができていく。こちらも子供よりお父さんが熱中している姿が見られたところが面白い。

子供の来場者が多い中で比較的年齢層の高いユーザーが遊んでいたPS2「バーチャファイター4」ホリのバーチャファイタースティックでプレイ可能
プレイ可能なバージョンが出展された「シャイニングソウル」。2台のGBAはつながっており、2人でひとつのフィールドを遊ぶことが可能 こちらも子供よりお父さんが夢中になっていたGC版「バーチャストライカー3 Ver.2002」

□セガのホームページ
http://www.sega.jp/


■ カプコン、メインは「ロックマンエグゼ2」
  新作GBA「ロックマンゼロ」、PS「CAPCOM VS. SNK PRO (仮)」もプレイ可能

 カプコンは、ロックマンシリーズの新作が早くも登場となった。今回展示されていたのは「ロックマンゼロ」。プレイ可能なものが出展されており、多くのユーザーが列を作った。またその横にはパズルっぽいアクションゲーム「ひつじのキモチ。」が出展されていた。「ひつじのキモチ。」は牧羊犬を使い、規定数より多くのひつじを引き連れて規定時間までにゴールするアクションゲームだが、あちこちにトラップが仕掛けられているので簡単には進めない。どのように羊を引き連れていけばいいかパズルっぽい要素も含まれているというわけだ。かわいいグラフィックだけのゲームではないので、是非ともプレイしてみて欲しい。

 また、PS用「CAPCOM VS. SNK PRO (仮)」も出展されておりプレイ可能。このように数多くの新作が出展されているのだが、やはりメインは「ロックマンエグゼ2」。イベントも行なわれており、参加者も含め数多くのファンで終始ごった返していた。

今回初登場となるGBA「ロックマンゼロ」ズラリと行列ができあがった。また「CAPCOM VS. SNK PRO (仮)」も人気 「ロックマンエグゼ2」の「ゲートマンSPプレゼントコーナー」もコーナーの一角に設置された

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/


■ エニックスは「スナップキッズ」、任天堂は「大乱闘スマッシュブラザーズDX」一色
  コナミブースは多数の新作登場

 このほかの各社ブースをみてみると、エニックスのブースでは発売直後となるGBAソフト「スナップキッズ」が大人気。ブースではまだ発売されていない「グランディア エクストリーム」と「グランディアII」、そして「スターオーシャン3」が出展されていた。

 任天堂はGC用「大乱闘スマッシュブラザーズDX」一色。大会の合間に新作タイトルのムービーを流す程度にとどまった。

 コナミは事前にお伝えしたとおり「ミニモニ。ダイスdeぴょん!」や「アニマルマニア どきどき相性チェック」をプレイすることができる。「ミニモニ。ダイスdeぴょん!」はダンスダンスレボリューション風のミニゲームなどがいくつか楽しめるほか、ゲーム大会も数回行なわれていた。

エニックスのブースでは「スターオーシャン3」や「グランディアエクストリーム」もプレイ可能なバージョンが出展されていた。それにつけても「スナップキッズ」は大人気。多くの子供達がブースの中でプレイしていた
コナミブースでは「ミニモニ。ダイスdeぴょん!」や「アニマルマニア どきどき相性チェック」 任天堂は大ヒット作「大乱闘スマッシュブラザーズDX」を全面に押し出している

□次世代ワールドホビーフェア公式ホームページ
http://www.whobby.com/
□関連情報
【2001年12月19日】「第15回次世代ワールドホビーフェア」限定グッズ販売や公式ゲーム大会など開催概要が決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011219/whf.htm
【1月18日】第15回次世代ワールドホビーフェアでナムコ、コナミ、セガなどが新作発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020118/whf.htm

(2002年1月20日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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