架空都市を舞台に映画以上のカーアクションが楽しめる |
価格:6,800円
「シナリオA」に登場するキャラクタ。かわいいけど暴走警官って感じ |
ゲームは単純明快にしてとにかく派手なカーアクション。街中をある程度自由に走り回ることができるほか、屋台やゴミ箱などはガンガン破壊することができ、なんと街中に40,000個の破壊できるものが配置されている。
ゲームはミッションクリアタイプで、2種類のシナリオ“警察編”と“貧乏スパイ編”が用意されており、それぞれ違った内容のミッションを楽しめる。ミッション内容によってアクションは変わり、ガンガンと敵車に車をぶつけて破壊していくミッションもあれば、あるものを回収しなければならないステージもある。ミッションも単純に片づくものから、クリアするとすぐに続けて遂行しなければならないミッションが続くこともある。敵は単純にぶつければいい敵もいれば、巨大なトラックなどには特殊な攻撃方法しか通じない場合もある。
ミッションを先に進めていくと徐々に難しくなり、単純に破壊するだけでなく細かい操作が必要となるミッションも用意されているという。
街中にはそれぞれA.I.を持った車が独自に走っている。また、たとえば事故を引き起こすと付近一帯が渋滞となり、しばらくして同じところを通過した場合やはり渋滞になっているなど街の状況がキチンと記憶されているという。
派手なアクションばかりが目立つが、車はキチンと物理計算に基づいて走っており、むやみに暴走していてはすぐに壁にぶつかってしまう。ブレーキ操作が思ったよりはシビアで、単純なアクションでは終わらないゲームとなっている。
グラフィックはさすがXboxだけあって美しいが、それ以上にスゴイのは1画面に登場するキャラクタの多さ。至るところに車が走り回り、人が逃げ回る。車がぶつかればアッという間にダンゴ状態となるし、混雑状態となる。背景のネオンが美しく連なり、道を照らしている。これらがなんの問題もなく動き回る様はまさに圧巻。ゲーム終了後のリプレイ画面ではこの映像にさらに多彩なエフェクトがリアルタイムにかかり、カメラワークも自在に変わっていく。ある意味Xboxパワーを知ることのできる1作品となりそうだ。
□ぶんか社のホームページ
http://www.bunkasha-games.com/
(2001年12月28日)
[Reported by 船津稔]
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