2001年、読者が決める10大ニュース発表
トップは「セガ、ドリームキャスト撤退」

 21日から27日にかけて募集した2001年の「10大ニュース」の投票結果を発表します。投票者総数は1,306人でした。ご投票ありがとうございました。

順位ニュース得票
1セガ、ドリームキャスト撤退。コンテンツ事業強化へ1,046票
2任天堂、9月14日ゲームキューブを発売、11月には新色追加へ460票
3Xbox、米国で発売開始。一方日本国内での発売は2002年2月22日に延期438票
4ソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステーション 2」を段階的に値下げ。ついに2万円台に385票
5中古ゲームソフト訴訟、判決下る「ゲームソフトは頒布権の対象外」364票
6激動のSNK。ネオジオワールド東京ベイサイド閉店……そして倒産……韓国資本で再生へ355票
7任天堂、ゲームボーイアドバンスを3月に発売。同時発売ソフトは20本を超える308票
8「ファンタシースターオンライン」全世界で発売、PC、ゲームキューブ、Xboxへと拡大304票
9ソニー・コンピュータエンタテインメント、「プレイステーション 2用Linuxキット(β)」を6月から発売開始238票
10ソニー・コンピュータエンタテインメント、スクウェアの第三者割当増資を全額引受け、第2株主に209票

 2001年は久しぶりに新型ハードの発売ラッシュとなった一方で、年明け早々にセガが「構造改革プラン説明会」席上で発表した“ドリームキャスト撤退”はひとつの時代を象徴していたようでやはり印象深い。セガというこれまでゲーム業界を支えてきた巨大企業の方針転換は寂しい一方で、より面白いゲームの制作に注力するという意味では歓迎すべきだろう。事実これ以降セガはアグレッシブに前に進み続けており、それが数値となって業績に反映している。この結果は来年により反映されると思われるので、来年はより面白いゲームが登場することに期待したい。

 2位は任天堂のゲームキューブ発売、そして3位には米MicrosoftのXbox発売と新型コンシューマ機の発売ラッシュといういわゆる今年を象徴するニュースが続いた。一足先の2000年に発売されたプレイステーション 2に間しては4位に値下げというニュースで入っている。この年末はこの値下げ効果が如実に現われたほか、大作が年末に集中したこともありかなり好調なセールスを記録している。2002年はブロードバンド構想が現実のものとなるため、またひとつ先のステージに進むといった印象だ。

 ここで5位には「中古ゲームソフト訴訟」が入っている。まだ最高裁まで争われる見通しで今後とも注目していきたい。

 6位は悲しい結果とも言えるSNKの顛末が入った。現在、韓国資本により再生に向かっている。12月に開催されていた韓国のゲームショウで「ザ・キング・オブ・ファイターズ2001」が展示されていたが、人垣ができるほどの人気となっていた。この調子で、またあたらしいゲームを作り上げて欲しいところだ。

 7位はゲームボーイアドバンス発売。8位には昨年末に発売され、大人気となった「ファンタシースターオンライン」。この勢いはまだまだ続きそうだ。そして9位にはプレイステーション 2用Linuxキットの発売、10位にはSCEIがスクウェアの第2株主になったことが入った。

 2002年は2月にXboxが日本でも発売されることがまず大きなニュースとなるだろう。さらには4月からプレイステーション 2のブロードバンドコンテンツサービスの開始と大きな話題が続く。これらの新技術、新サービスがより面白いゲームの登場にぜひともつながって欲しい。

□関連情報
【2001年12月27日】GAME Watch、2000年10大ニュース発表。来年はXboxに注目?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20001227/best10.htm

(2001年12月28日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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