株式会社ナムコのプレイステーション 2用スキー(レース)ゲーム、「アルペンレーサー3」の最新情報をお届けしよう。

　「アルペンレーサー3」は、スキー、スノーボード、スキーボードといった「ギア」を駆使して、さまざまな地形からなるコースを疾走。コース内の分岐ポイントもプレーヤーが走りやすいと思うほうを選べば良く、とにかくゴールに速く辿り着いた者が勝利者となる。
　こう書くと実にシンプルなゲームに思えるが、キャラクタの得意分野、ギアの特性、コースの性質や地形などの要素が複雑にからみあう点、前作以上に奥深いゲーム性を予感させる。

■ 欠点を補うか、特徴を伸ばすか……キャラクタの特徴とギアの相性

リン・ユーフェン （ハイモデル画像）

　本作で使用可能なギアは3種類で、キャラクタにどれを使わせるかは、プレーヤーが自由に決められる。ただし、それぞれのキャラクタには「メインギア」のほか、「スピードが早く転び辛いがターンは苦手」、「スピードは早いが転びやすい」などといった特徴が設定されている。

　実は、これらの特徴が“ギアを自由に変えられる”ゲームシステムに大きく関係しているのだ。たとえば、スノーボードをメインギアとするキャラクタ「ブラッド・バクスター」は、スピードが遅いという欠点を持っているが、直線におけるスピード滑走に有利なスキーを装備させれば、それを補うことができるというわけだ。この例では欠点を補う形でギアを選択しているが、もちろん利点を伸ばす方向で装備するギアを決めてもいい。

　また、ギア自体にも「コースとの相性」ともいうべきものが存在する。使用するギアに最適なコース取りも、勝つためには重要なポイント。キャラクタ、ギア、コース……“最速”の名を欲しいままにするためには、いずれの要素も軽視できそうにない。色々な組み合わせを試してみるのも楽しそうだ。

メインギアを使うもよし、他のギアを試すもよし

■ 基本となるゲームモードは5種類

　ゲーム中に登場するモードは、現時点で5種類となっている。

● チャンピオンシップ
　スキーレース大会「アルペンレーサー」に参加し、優勝を目指す。勝負形式は1対1で、先にゴールしたほうが勝者となり次のラウンドへ進める。各コースを転戦し、全コースで勝利すると優勝。「サイバートリックモンスター」への挑戦権が得られる

● クロスレース
　CPU選手3人とレースを行なう

● スラローム
　旗門のあるコースを、少ないミスでどれだけ速く走れるかに挑戦する

● タイムアタック
　「スラローム」と異なり、旗門のないコースで純粋にタイムを競う

● VSモード
　画面分割による2人対戦が可能

　本作では、衛星データと現地取材により収集したデータで、実在するゲレンデ「シャモニー」、「ツェルマット」、「ユングフラウ」をゲーム中で忠実に再現している。また、コースに“気象”や“時間”を設定することで、さらにバリエーションを持たせているという。収録されるコースは、以下のとおり。

● ヨーロッパアルプスコース
(1) 夕焼けのグラモンテ（シャモニー 晴れ 夕方～夜）
(2) ゴルナグラード（ツェルマット 晴れ 昼）
(3) トップオブヨーロッパ（ユングフラウ 曇り 夕方）
(4) 氷河の幻想（ユングフラウ 吹雪 夜）
(5) 燃えるマッターホルン（ツェルマット 晴れ 夕方～夜）
(6) ウェンゲンの挑戦（ユングフラウ 吹雪 夜）

● 往年の名作コース
※業務用初代アルペンレーサーのコースをPS2用にリメイク
(7) アルペンレーサー1 初級（晴れ、昼）
(8) アルペンレーサー1 上級（吹雪 夕方～夜）

● スペシャルコース
※さまざまな仕掛けを随所に盛り込んだ人工コース
(9) サイバートリックモンスター

【シャモニー】

【ツェルマット】

【ユングフラウ】

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□製品情報
http://www.namco.co.jp/home/cs/ps2/alpineracer3/
□関連情報
【10月11日】速ければなんでもあり! 雪上のバトルが楽しい ナムコ「アルペンレーサー3」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011011/namco.htm

(2001年12月28日)

[Reported by 北村孝和]