大宮ソフト、「カルドセプト セカンド」公式全国大会を開催 |
本選大会で使われたマップ“踊る人形” |
決勝戦直前の様子。左より順にひげぶちょう氏、ルマー氏、TOUMA氏、TARE氏 |
優勝を決めたTARE氏。賞状を読み上げているのは大宮ソフト社長の鈴木氏 |
会場には4つのイスを周りに配置した長机が16卓置かれ、壇上手前に決勝戦用の机がひとつ。机の上にはそれぞれテレビモニタとドリームキャスト本体が置かれ、選手たちは決められた座席に着き、持ち寄ったビジュアルメモリ付きのコントローラを本体に差し込んで対戦を行なっていった。本戦1回戦は16卓から各卓上位1名を選出し、2回戦も同じく4卓から1名ずつを選出して、3回戦で早くも決勝となった。
決勝戦には前大会優勝者ひげぶちょう氏のほか、TARE氏、ルマー氏、TOUMA氏の4名が出場。下手の横好きである筆者には大変興味深い1戦で、写真を撮るのも忘れて夢中で観戦してしまった。この試合でもっとも場内を沸かせたのは、ルマー氏の「パイエティコイン」と「オーロラ」を4枚ずつ入れた完全護符ブック。観戦者の大多数がカルドセプトの一流プレーヤーということもあって、護符なしのマップであえて護符勝負に出た彼のトリッキーな戦法に場内は大いに沸いた。
ルマー氏は一時、土地の高騰により6,000GPを達成し、そのまま逃げ切るかに思われたが、全クリーチャーに20のダメージを与える最終兵器「テンペスト」が連続して炸裂してマップ上のクリーチャーはほぼ一掃され、試合は長期戦の様相を呈し出した。ブックも一巡し、規定の40ターンに近づくにつれ、場内の興奮は最高潮に達した。
テンペスト以降は、全員が決め手に欠け、40ターン終了の時点で頭ひとつ飛び出ていたTARE氏の優勝となった。序盤、パーフェクトな試合ぶりを見せ、中盤まで試合を引っ張っていったひげぶちょう氏は、3人の集中砲火を浴び、結果は4位に終わった。4人対戦で1位になることの難しさ、またそれで優勝を狙うことの難儀さを実感させられた試合だった。
個人的に印象に残ったのは「リヴァイアサン」で土地を次々に水色に変えていくTOUMA氏のパワーブックで、水1色でこれほどアグレッシブな戦いができることに驚かされた。また、決勝で4人中3人までが水ブックというのも意外だった。現在公式サイトではリプレイデータが公開されているので、カルドセプトユーザーは覗いてみると良いだろう。
閉会式では、大宮ソフトの鈴木社長を始めとした開発スタッフの挨拶が行なわれ、「次回作となるPS2版では世界規模の大会を行ないたい」と次なる構想の一部も披露された。その後、イラストレーターのサイン会を兼ねたカルドセプトグッズの販売が行なわれた。
試合中の模様。戦闘は見応えのある戦いが多かった。ひげぶちょう氏は魔王クリーチャーの「ダゴン」がやられたのが最後まで響いた。左下の画面は「テンペスト」炸裂の様子 |
即売会の模様。グッズ購入者はサインをしてもらえる。加藤氏のデジタルアート「ドリアードを助ける騎士」は、ちょっと欲しかったなぁ |
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□「カルドセプト セカンド」の公式ページ
http://www.culdcept.com
□「ALL JAPAN CEPTER'S CUP 2001」の公式ページ
http://www.culdcept.com/news/event/200110121.html
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【12月17日】12月23日に「カルドセプト セカンド」公式大会開催 本戦使用マップは“踊る人形”
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011217/culd.htm
【7月18日】DCゲームレビュー「カルドセプト セカンド」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010718/culdcept.htm
(2001年12月25日)
[Reported by 中村聖司]
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