ファイナルファンタジーXIの最新情報を公開!! スクウェア、「スクウェアOnline Party 2002」開催
12月22日 開催
株式会社スクウェアは、12月22日に東京国際フォーラムで「スクウェアOnline Party 2002」を開催した。
「スクウェアOnline Party 2002」は、2002年春に発売を予定しているPS2用ソフト「ファイナルファンタジーXI」がメインのイベント。会場では、体験プレイできる試遊台や、各メーカーから発売が予定されている「PlayOnline」関連周辺機器の紹介、さらに「ファイナルファンタジー」関連グッズなどが販売されていた。
会場では、東京国際フォーラム 展示ホールで体験プレイや物販が行なわれ、ホールCでは各メーカーの関連周辺機器の展示と、ステージイベントが催された。
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スクウェアCEO 和田洋一氏 |
ステージは、スクウェア代表取締役社長兼CEOである和田洋一氏の挨拶から始まった。「映像や音楽クオリティを突き詰めたこれまでのファイナルファンタジーの集大成が『ファイナルファンタジーX』です。そして、それはひとつのエンターテイメントの極であり、もうひとつの答えとしてスクウェアが出すのが、この『ファイナルファンタジーXI』です。オンラインゲームでは、ストーリーを作るのはユーザー自らです。この、まったく新しいエンターテイメントを少しでも多くのみなさんに体験していただくために、スクウェアは努力していきます」とのコメントのあと、「ファイナルファンタジーXI」の最新映像を紹介。βテストの中の画面やムービーシーンなどが公開された後、開発スタッフである開発プロデューサーの田中弘道氏と、ディレクター 石井浩一氏によるデモンストレーションが行なわれた。
デモンストレーションでは、オンライン接続して他の接続しているプレーヤーと簡単なコミュニケーションをとってみせた他、パーティーを組んで外を歩いたり、敵と戦ったりした。プレイ中、「ゲームでは1時間で1日が経過する。ユーザーが昼の間にたくさん人型の敵を倒せば、夜になるとスケルトンなど人型のアンデッドモンスターが多数登場するなど因果関係のあるシステムとなっている。このほかにも晴天、晴れ、雨、といった天候の要素も用意している」など、様々な情報を公開していた。
続いて、今回が初公開となるパソコン版「ファイナルファンタジーXI」の画面を公開。映像では、実際にパソコンでプレイしている画面をリアルタイムで流していて、グラフィックはVGAのようだったが、PS2版に比べて画面が若干滑らかで、その完成度の高さが見受けられた。発売日や詳細情報については語られなかったが、PS2だけではなくグローバルな視野で幅広いユーザーに対応するものと考えられる。
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プロデューサー 田中弘道氏 |
ディレクター 石井浩一氏 |
初公開のPC版「FF XI」 |
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ロジクールが発売を予定している「NetPlay Controller」。キーボードは着脱式で、様々な使い方ができるという |
デモンストレーションが終わると、アイ・オー・データ機器や、NEC、NTT東日本、ロジクールなど各メーカーのプレゼンテーションを実施。各社が「PlayOnline」に向けて開発、準備している各種製品やサービスを紹介していた。
中でも、ロジクールが発表した「NetPlay Controller」は、PS2用キーボードとコントローラが一体化した「ファイナルファンタジーXI」向けのアイテムで、「ひざの上で操作することが可能なように、底面を波型にして身体にフィットするよう作られている(同社では、キーボードを横から見たときに豆のようなデザインに見えるところから『ビーンズデザイン』と称している)ため、より快適なプレイができる」と語っていた。キーボード部分は日本語84キーレイアウトで、キーピッチが19mmながらキーボード幅は263mmとコンパクトに抑えられている。また、キーボードでありながらDUAL SHOCK2互換であるというところがおもしろい。発売は「ファイナルファンタジーXI」と同時期で、価格はオープンプライス。
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SCEI代表取締役社長兼CEO 久夛良木健氏 |
プレゼンテーションが終わると、ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役社長兼CEOの久夛良木健氏がステージに登場。「PS2で、より多くの人がネットワークを楽しめるよう、これからも呼びかけていきたい。ファイナルファンタジーXIは、世界中のゲームを愛する人にとって夢のようなゲーム。そして、その夢がいよいよ2002年にスタートすると考えている。今後も、PlayOnlineに協力し、サポートしていきたい」と語っていた。
続いて「ファイナルファンタジーXI」の現状についてコメントを述べたスクウェア執行役員の橋本真司氏は、「数万人のβテスターに協力してもらっており、順調に開発は進んでいる。PlayOnline構想の特徴は、フレンドリストなどを使うことで同時に接続しているユーザーとコミュニケーションを容易にとれること。それを利用して、多くの対応ゲームを発売し、多くのユーザーが楽しめるようにしたい。サービス開始時期は、2002年春を予定している」と語った。さらに、「PlayOnlineの会費は無料と決定した」と述べると、会場から橋本氏に拍手が送られた。2002年2月には、より詳細な情報が発表されるという。
橋本氏の話が終わると、ステージはうって変わってライブステージと変化した。始めに、「ファイナルファンタジーX」のティーダ役を演じた森田成一氏が、発売されたばかりの新曲「Go dream」を披露。歌い終わって、ティーダを演じた時のモーションキャプチャーなどの苦労話や、実は「ファイナルファンタジー8」でゼルディンの役を演じていたなどの裏話を明らかにしていた。続いてユウナ役の青木麻由子さんが登場。ふたりで「ファイナルファンタジーX」の話で盛り上がったあと、同じく新曲の「feel」を歌った。
歌の後、サウンドクリエイターの植松伸夫氏がステージに登場。ふたりが歌った曲や、「ファイナルファンタジーXI」の曲、さらに、今後発売を予定しているアルバムなどの話を語った。
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「Go dream」を歌う森田成一氏 |
森田成一氏と青木麻由子さんのツーショット |
サウンドクリエイター 植松伸夫氏も加わり、サウンドについてのいろいろな話が出た |
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OP「Over the FANTASY」を歌う植田佳奈さん |
その後、「ファイナルファンタジーVIII」の「Eyes on Me」アコースティックギターバージョンの生演奏や、アニメ「ファイナルファンタジー:アンリミテッド」のオープニング・エンディング曲なども披露され、会場を盛り上げていた。
開設された「ファイナルファンタジーXI」の体験プレイができる試遊台コーナーには、開場前から多くのファンが押し寄せ、プレイ待ちの行列ができた。試遊台は各コーナー5台ずつで、20コーナーが用意され、同時に100人がプレイすることができた。また、1コーナー限定でADSL回線で接続。体験プレイでは、実際にネットワークに接続された「ファイナルファンタジーXI」のプレイが可能で、βテストでオンラインに接続しているユーザーと一緒にプレイすることができた。
試遊台コーナーの近くに設置された物販コーナーでは、ティーダ役の森田成一氏、ユウナ役の青木麻由子さん、植松伸夫氏が売り子として登場。偶然買い物をしていたファンたちから握手を求められたり、周りにいたファンが大挙集まってくるなどのハプニングもあった。
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体験プレイは15分だった。プレイしたユーザーからは「早く製品版をやりたい!」という声が溢れていた |
物販コーナーに突如出現した森田成一氏と青木麻由子さん。なんの前触れもなかったため、ファンが殺到していた |
(C)2001 SQUARE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
□スクウェアのホームページ
http://www.playonline.com/
□製品情報
http://www.playonline.com/ff11/index-fr.html
(2001年12月22日)
[Reported by 田名網陽平]
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