韓国オリジナルの生首ゲーム「Tomak」
完全日本語版をサンソフトが発売

2002年3月 発売予定

価格:未定

 サン電子株式会社のゲーム部門であるサンソフトは、今年の7月頃から一部のゲーム愛好家の間で「生首ゲーム」として話題を集めていたWindows版恋愛育成シミュレーション「Tomak ~Save the Earth~ (日本語版)」を2002年3月に発売する。価格は未定。対応OSはWindows 98/ME/XP。

 「Tomak」は、鉢植えから少女の生首だけが生えているインパクトのあるグラフィックで、秋葉原など一部ショップで7月頃から韓国語版が販売された。韓国語でしか表示されないため、韓国語がわからなければプレイすることはできなかった。今回サンソフトから発売されるバージョンは完全に日本語訳がされているだけでなく、生首となる女神“エビアン”の声は声優の榎本温子さんが担当している。

 ストーリーはグラフィックのインパクトに比べ、驚くほど普通だ。堕落した人類を滅ぼすことを決めた神々だったが、愛を司る女神エビアンがその決定に反対した。そこで神々は人類に精神的な愛情が残っているかどうかを確かめるために、エビアンを首だけにし、それでも人類が女神を愛することができるのであれば人類を滅ぼさないことに決めた。
 プレーヤーはこの女神と出会い、彼女の世話を行なわなければならない。お腹がすけば食事を与えなければならないし、気分転換に歌を歌ったり絵を描いたり、女の子であるためオシャレといった要素も用意されている。
 ゲームにはもちろんエビアン以外に、幼なじみの女の子や初恋の人といったプレーヤーの心を惑わせる女性も登場する。浮気するかどうかはプレーヤー次第と言うことになる。日本にはない感覚を理解できるかどうかがこのゲームに手を付けるかどうかの分岐点となるだろうが、インターフェイスなど日本のゲームとそれほど相違ないため、日本語になれば誰でも気軽にプレイはできるだろう。イベントは多数用意されているほか、グラフィックそのものはギャグ調なものも含め非常に日本的だ。

 韓国ではかなりの大ヒットとなっているようで、制作したSEED9 ENTERTAINMENTはモバイル版や、韓国オリジナルの携帯ゲーム機「GP32」用にこのゲームのキャラクタを使った生首が自機の横スクロールシューティング「Tomak Shooting」などが制作されている。

【スクリーンショット】
リアルバージョンだけでなくこのようなグラフィックも登場する。ギャグ調なものも含め非常に日本的なグラフィック イベントは多数用意されているようだ。他の女性に手を出すかどうかはプレーヤー次第だが、あまりに度が過ぎると地球が滅亡してしまうかも
神々同士のやり取りを描いたオープニングの1コマ。かなりたっぷり描き込まれている。今回提供されたグラフィックは韓国語だが、すべて日本語となる インターフェイスも日本的で特に迷うことはない。これらもすべて日本語となる

(C)2001 SEED9 ENTERTAINMENT, inc.All Rights Reserved.(C)2002 SUNSOFT

□サンソフトのホームページ
http://www.sun-denshi.co.jp/soft/
□SEED9 ENTERTAINMENTのホームページ (韓国語)
http://www.seed9.com/
□「Tomak」のページ (韓国語)
http://www.seed9.com/tomak/
□関連情報
【7月7日】一部で話題の韓国製"生首ギャルゲー"「TOMAK」がアキバに上陸 (AKIBA PC HotLine!)
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20010707/etc_tomak.html

(2001年12月18日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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