DC用ソフト「マリー&エリーのアトリエ」にウィルス混入
DCでは問題ないが、Windowsで再生しないよう呼びかけ

11月20日 公開

「マリー&エリーのアトリエ」のディスクをウィルスチェッカーでチェックすると感染状況が表示される
 株式会社クールキッズは11月15日に発売したドリームキャスト用新感覚ロールプレイング「マリー&エリーのアトリエ~ザールブルグの錬金術士1・2~」において、隠し要素として収録されていたWindows用スクリーンセーバーにウィルスが混入していたことを認め、同社ホームページにおいてスクリーンセーバーをインストールしないよう呼びかけている。ドリームキャストにおいてはまったく問題なくプレイすることができる。

 問題のウィルスは「W32.Kriz」と呼ばれるもので、12月25日に発症しディスク上のファイルを上書きしたりBIOSの情報を消去する。「マリー&エリーのアトリエ」には本編のディスクのほか、おまけディスクも収録されており2枚組となっているが、その両方ともがウィルスに感染している。ただし、これらのディスクをWindows搭載機に挿入しても自動インストールではないためすぐには感染することはなく、中に収録されているスクリーンセーバーをインストールした段階で感染する。

 同ホームページではWindows搭載機での製品の利用をやめるよう呼びかけるとともに、ウィルス駆除ソフトに関する情報にもリンクしている。また、同社内においてウィルスの対応が完了した時点でスクリーンセーバーの修正対応版を配信する予定だという。

□クールキッズのホームページ
http://www.koolkizz.co.jp/
□「緊急のお詫びとお願い」のページ
http://www.koolkizz.co.jp/warnings.html

(2001年11月20日)

[Reported by 船津稔]

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