セガ、PC向け「アドバンスド大戦略2001」の
発売日を11月22日に決定
11月22日発売
価格:9,800円
株式会社セガは、今年4月にドリームキャスト向けに発売した「アドバンスド大戦略 2001」のPC移植版を11月20日に発売する。対応OSはWindows 95/98/Me/2000/XP。CD-ROM2枚組で、価格は9,800円。
|
フル3Dによる戦闘シーン。PC版ではメイン画面中央にポップアップ表示される形で処理される |
「アドバンスド大戦略」は、ドイツ第三帝国の興亡を描いたターン制の戦術級シミュレーションゲーム。'39年のポーランド侵攻から、'45年4月のドイツ崩壊までをヨーロッパを中心とした120にも及ぶシナリオで丁寧に再現している。登場する兵器は軽く1,000を超え、戦果に応じて西部戦線もしくは東部戦線の2つのルートにわかれ、戦況によってはさまざまなIFシナリオまで用意している。結果がどうあれクリアするまでに数百時間を要するという点では、史上最大規模のSLGといえる。
シリーズ最新作となる「アドバンスド大戦略 2001」は、前作にあたるDC版「アドバンスド大戦略 ~ヨーロッパの嵐・ドイツ電撃作戦~」をベースに、シナリオ、グラフィック、ゲームシステム、思考ルーチンに至るまで全方位的な改良を施している。同盟軍に兵器を供与できたり、将軍の性格を再現したコンピュータAI、日本軍の登場など、従来のPC版にはない新たな機能を多数搭載している。
今回のPC移植版は、DC版の最大のウリだったフル3Dによる迫力の戦闘シーンはそのままに、メイン画面はPC版の前作にあたる「アドバンスド大戦略98 II 」をベースとしたウィンドウ表示となっており、高解像度による戦場マップの広域表示を可能にしている。従来作どおりマウスインターフェイスに対応し、両プラットフォームの利点を活かした内容に仕上がっている。
シナリオや地表グラフィックはDC版とまったく同じで、従来のPC版に比べて、地表データはより緻密に描き込まれ、それぞれ別の方向を向いたユニットなど、かなり違った印象に映る。本作は、Direct3Dを使ったフル3Dの戦闘シーンを盛り込んでいるため、快適にゲームをプレイするためには、Pentium IIIクラスのCPUが必要になりそうだが、低スペックのマシンでも戦闘シーンをオフにすることで、DC版の新たなシナリオが堪能できる。ゲーム内で登場した兵器は、「兵器図鑑モード」で3Dモデリングされた状態で鑑賞できるため、3Dビデオカードぐらいは用意しておきたいところだ。
|
|
メイン画面の様子。これだけ見るとZweiと変わらない印象だが、実は地表データが一新されている |
(C)SEGA CORPORATION, 2001 Original Game.(C)1988 SystemSoft Alpha Corporation.
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□「アドバンスド大戦略2001」のホームページ
http://sega.jp/pc/advd2001/
(2001年10月9日)
[Reported by 中村聖司]
|