アートディンク、プレーヤーがデザインしたオリジナル戦艦で
戦いを挑むSFウォーシミュレーション「シード」

11月上旬 発売予定

価格:6,800円

 株式会社アートディンクは、ハードなSF設定をベースにしたミッションクリアタイプのSFウォーシミュレーション「シード (THE SEED) 」をプレイステーション 2で発売する。発売時期は11月上旬で、価格は6,800円を予定。

 「シード」は「愚連艦隊」シリーズや「時航惑星ガデュリン」シリーズで知られている小説家、羅門祐人氏が世界観やストーリーを作成。かなりSF色の強い設定となっている。
 宇宙歴528年という遠い未来。11種類の宇宙生命体と共に同盟を形成し、宇宙の一部を統治している人類。同盟が形成された当初は恒星間戦争が起こっていたが現在ではそれも収まりすっかり平和になっていた。ところがある日突然、未知の生命体によって攻撃を受けその平和は破られる。多くの惑星が敵の手に落ちていくなか、この生命体を仮に「シード」と名付け同盟軍は戦いを挑んでいく。
 もっとも重要な設定は、シードの謎の粒子の存在。惑星の成層圏にばらまかれたこの粒子によって、そこを通過する兵器のCPUなど電装品がすべて破壊され、レーザーなどの攻撃も無力化してしまう。これに対抗する手段として特殊素材を用いた兵器が開発されたが、この特殊素材は希少性の高いものだったためその兵器の数も少なくミリタリーバランスを覆すことはできなかった。そのため、特殊素材を用いた機動戦艦を惑星上に建設した宇宙要塞から直接投下する一方、戦闘に用いる物資を現地調達しながら戦うという方法が採られることとなった。
 プレーヤーはこのシードを殲滅するべく組織された対シード防衛組織「ASDF」となり、ミッションをクリアしていくこととなる。

 プレーヤーは作戦で使用する戦艦を自身が設計し、実践に投入することができる。戦艦の設計はまず最初に戦艦内部に基本性能を決定するコンピュータやエネルギータンク、ミサイル貯蔵庫、戦闘機、レールガンなどの兵器を取り付けていく。戦闘機をたくさん搭載すれば空母タイプとなるしレースガンを装備することでガンシップタイプに仕上げることも可能。このように兵装ひとつで、戦艦の用途や方向性が大きく変わっていくこととなり、実際の戦闘を想定した上での設計が必要となるだろう。内部の設定が終わると今度は外部の兵装やエンジン、シールドなどを設定。外部には62のパーツを取り付けることが可能となっている。
 最後に戦艦のコンピュータに戦闘時の行動形式を登録する。ここで登録できるのは、どの敵艦を集中的に攻撃するか、敵との距離、戦闘機を出撃させるかといった内容を設定することができる。

 ちなみに戦闘シーンは全てオートバトル。つまりプレーヤーにとっては戦艦の設計が全てであり、戦闘では自分の想定した動きを戦艦がいかに実行するかを見守ることとなる。ただし、戦闘シーンでの視点の切り替えは自由で、固定カメラから戦局を見守ることもできるし、自動的にカメラが切り替わるノーマルモードや、戦闘機のコクピット視点も選択できるなど、色々な視点から戦闘を楽しめる仕掛けが用意されている。艦隊は3艦で構成されているため、戦闘は3対3の戦艦の戦いとなる。

 また、プレイステーション 2では珍しく、インターネットを使ったネットワーク対戦が用意されている。これに関してはまだ詳細は明らかになっていないが、対戦相手を選べるロビーサーバーも用意されるという。

【スクリーンショット】

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□アートディンクのホームページ
(9月28日現在この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.artdink.co.jp/

(2001年9月28日)

[Reported by 船津稔]

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