株式会社ナムコは、同社のRPG“テイルズ”シリーズのキャラクタが登場するファンディスク「テイルズ オブ ファンダム Vol.1」の制作を発表した。プラットフォームはプレイステーションで、発売は今冬を予定しており、価格は未定。

　“テイルズ”シリーズはこれまでに「テイルズオブファンタジア」、「テイルズオブデスティニー」、「テイルズオブエターニア」、「テイルズオブファンタジア なりきりダンジョン」が発売されている。今回のファンディスクでは、これまで登場したキャラクタがシリーズの枠を超えて登場。夢の競演を果たしている。登場キャラクタの声を担当している声優陣もフルキャストで出演する。

　「テイルズ オブ ファンダム Vol.1」は、インターネットの“テイルズウェブ”で公開されていた「カオドラ」のシステムをベースにドラマ性をふくらませたアドベンチャーゲーム「カオベンチャー」と、アクションパズルゲーム「クレーメルラボ」、そしてギャラリーで構成されている。

　「カオベンチャー」は、ストーリーはオリジナルで、これまでのストーリーの裏話から新しいキャラクタが登場するものまで幅広く用意されている。話の内容も、本編では語られなかった秘話や、意外性のあるものまで多種多様なものが収録される予定。
　「クレーメルラボ」は、けっこう本格的なアクションパズル。2つ1組で落ちてくる晶霊石には丸型のものと角型のものの2種類あるほか、色も異なっている。型と色が揃った段階で晶霊核 (コア) と晶霊質 (セル) がくっつくと消すことができる。また、消えるときにストームが巻き起こり、周りの晶霊石も消えてしまう。もちろん画面中央が一番上まで詰まればゲームオーバーとなる。さらに晶霊石を消すと溜まっていくゲージがいっぱいになった段階でイフリートなどの大晶霊が登場し、相手の邪魔をするなどの色々な効果が起こる。
　「ギャラリー」は、様々な条件を満たしていくと順に未公開画像などが出現する。

　単純にギャラリーなどを収録するだけでなく、シリーズのキャラクタを通じて新たな楽しみを発見できるこのディスク。ファンはもちろん、そうでない人でも楽しめる内容となりそうだ。

【スクリーンショット】
カオベンチャー

クレーメルラボ

(C)藤島康介 (C)いのまたむつみ (C) NAMCO LTD.

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□テイルズチャンネルのホームページ
http://www.namco.co.jp/home/cs/lineup/taleschannel/index.html

(2001年9月21日)

[Reported by 船津稔]