大作PCタイトルの発売日が続々決定!
セガ、EA、マイピックの新作たち

期間:9月19日~22日

会場:幕張メッセ

入場料:2,000円

 続いては、PCゲームメーカー各社の出展模様を見ていく。メーカーによっては今回の出展に合わせ、新作タイトルの発売日のアナウンスなどを行なったところもあり、思ったより収穫の多い内容となった。

■ 「BGII:Throne of Bhaal 完全日本語版」など初出連発 ~セガ

懐かしいグラフィックとサウンドに合わせ、次々に出題された問題をタイピングでクリアしていく「TYPING スペースハリアー」
 今回、PC GAME ZONEでぶっちぎりの集客ぶりを見せていた「ファンタシースターオンライン」についてはレポートを参照いただくとして、ここではそのほかのタイトルを紹介していく。

 今回セガが出展していたタイトルは「Baldur's Gate II:Throne of Bhaal完全日本語版」、「TYPING スペースハリアー」、「タイピングオブザデッド US Edition」の3タイトル。当初出展が予定されていた「アドバンスド大戦略 2001」は、9月11日の米国テロの影響を考え、出展を見合わせていた。

 シリーズ完結編となる拡張キット「Baldur's Gate II:Throne of Bhaal」は、本編の発売からわずか2カ月余りという急ピッチで日本語訳テキストの搭載を終え、今回の出展に間に合わせた。拡張キットの内容は、シリーズの締めくくりとなる8章、9章、10章の追加がメインで、本編をクリアしていなくてもいきなり第8章から始めることも可能。その場合、レベルの高いキャラクタでパーティを編成できるようだ。ブースでは、同じネットワーク対応RPGである「ファンタシースターオンライン」に押されっぱなしといった印象で、集客はいまひとつだったが、自由度の高いストーリーと、奥深いリアルタイムバトルでプレーヤーを魅了するRPGの王道をいくタイトルだけに、ぜひ覗いてみていただきたい。

 「TYPING スペースハリアー」、「タイピングオブザデッド US Edition」の2タイトルも完全初出だが、かつての作品から来る既視感からか、新作であることに気づいていない人も多かったようだ。発売時期はUS Editionが9月20日、それ以外のタイトルは12月を予定。「アドバンスド大戦略 2001」については、残念ながらしばらく様子見とのことだ。

□セガのホームページ
http://sega.jp/


■ フルモデルチェンジした「FIFA 2002」を見よ! ~EAスクウェア

 エレクトロニック・アーツ・スクウェアは、アナウンスどおり「FIFA 2002 Road to FIFA WORLD CUP」、「ウルティマオンライン -第3の夜明け-」、「ブラック & ホワイト」「メジャーリーグベースボール」「F1 2001」の5タイトルを出展。いずれも1台ずつ設置しており中でも要注目なのが、前作から一段と完成度を増した「FIFA 2002 Road to FIFA WORLD CUP」と早くも今年のドライバーデータが収録された「F1 2001」だ。

 「FIFA 2002」は、来年日本と韓国で開催されるワールドカップ唯一の公認ゲーム。前作「FIFA 2001」からグラフィックエンジンを新たにし、視点に応じて丁寧に描き分けられたグラウンドの芝生の表現や、従来のような単一のテクスチャではなく、ひとりひとりを丁寧に描き分けた大観衆の表現など、リアルさがグンと増した印象だ。特にスタンドの観客のうねるような動き、随所で荒々しくはためく国旗の動きなど、ワールドカップ公認のタイトルらしい圧倒的なクオリティの高さを見せつけてくれた。個人的には5台全部FIFA 2002でいいと思えるぐらいの勢いを感じたが、出展は1台こっきりで、長時間のプレイはギャラリーの視線が厳し過ぎる感じだ。

【FIFA 2002 Road to FIFA WORLD CUP】
選手に寄った視点での観衆の動きが凄い。まさに圧倒される迫力だ

□エレクトロニック・アーツ・スクウェアのホームページ
http://www.japan.ea.com/


■ 「Pool of Radiance」の発売が12月6日に決定! ~マイピック

場所がステージのすぐ隣だったこともあり、多くの来場者を集めていたマイピックブース
 年末までに実に24タイトルもの新作を発売する予定となっているマイピックは、4台のデモ機すべて「メックウォーリア 4 完全日本語版」という思い切った手口で、同作を大々的にアピール。デモ機それぞれに「Force Feedback 2」を設置し、いざスティックを握ってプレイしてみると、確かにこれが最適と思わせる良好なプレイ感。もともと、緻密なロボット操作をウリとしていたシリーズだけに、これによりグッと操作性が高まり、リアル度も増した印象だ。

 同社では、同作のForce Feedbackとの親和性を強調すべく、発売と同時に「グリっと、ゲット! プレゼントキャンペーン」を実施する。パッケージに付属しているユーザー登録ハガキに「プレゼント希望」と書いて返送すると、抽選で20名にForce Feedback 2が当たるというものだ。「欲しいけど高くて買えない」というアクションファンはこの機会に狙ってみるのもいいかもしれない。発売日は10月26日、価格は9,800円を予定している。

 ところで、昨年からその動向が注目されていた「Pool of Radiance:Ruins of Myth Drannor」の日本での発売がついに12月6日に決定した。英語版に日本語マニュアルを付けて先行発売する形だが、完全日本語版も来春に発売を予定しているとのこと。英語版ユーザーを対象にしたアップグレードに関しては現在検討中という。続報を待ちたい。

【メックウォーリア 4 完全日本語版】
爆発のエフェクトがひときわ美しい印象を受けた。発売まであと1カ月あまり、発売が楽しみだ

【Pool of Radiance:Ruins of Myth Drannor】
ようやく発売日が決定した「Pool of Radiance」。下記リンク先のECTSレポートにも詳しい情報を載せているのでぜひ参照いただきたい

□マイピックのホームページ
http://www.mediaquest.co.jp/main/main_0.html


□「WORLD PC EXPO 2001」のページ
http://www.wpc-bp.com/ja/index.html
□関連情報
【9月3日】ECTSレポート Ubi Soft編「Pool of Radiance」ほか http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010903/ubi.htm

(2001年9月19日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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