マイクロソフト、「Dungeon Siege」など4タイトルを出展
「Train Simulator」関連タイトルがお父さんたちに好評

期間:9月19日~22日

会場:幕張メッセ

入場料:2,000円

 WORLD PC EXPOでPCメーカー並の広さのブースを設け、エンターテインメント一色に染めていたPC GAME ZONEでは、多数の新作PCゲームが出展されていた。中でも多くのタイトルを出展していたのが、今回特別協賛のマイクロソフト。前日にもお伝えしたように、今回最大の目玉として期待されていた「Flight Simulator 2002」の出展はなかったものの、先月発売されたばかりの鉄道シミュレータ「Train Simulator」を初め、人気の高い4タイトルを出展。いずれもゲームショウに比べ圧倒的に年齢層の高い来場者を相手に好評を博していた。

■ シームレスなゲーム展開が出色の出来映え 「Dungeon Siege」

これは開催直後の模様。昼には来場者でいっぱいになった
 同社初のファンタジーRPGとなる「Dungeon Siege」は、マイクロソフト専用のデモステージの左右に分けて展示し、その存在を大々的にアピールしていた。ゲームプログラムは一部日本語も組み込まれた最新版で、ときおり画面のスクロールに不自然な重さが感じられた以外は、グラフィックはほぼマスター状態といっていいほど高い完成度で、キャラクタメイキングからシナリオ序盤部分を自由にプレイできた。

 本作の最大のウリは、フィールドから屋内あるいはダンジョンへ移行する際に、データ読み込みのための待ち時間が一切ないシームレスなゲーム展開にある。たとえば、フィールドで見つけた家に入ると、自動的に屋根が取り除かれ、屋内の様子が小気味よいのほどの素早さでパッと表示される。この新鮮なゲーム性は、実際に体感してみないとわかりにくいが、特徴的なのは屋内に入っても野外が見えたままなところ。といって「ウルティマオンライン」的な感覚とも少し異なり、フル3Dの効果を最大限活かして屋内と屋外でライティング処理に違いを付けており、そうと気づいて改めて感心してしまう芸の細かさがある。

 可能なら8人パーティーでのゲームプレイやボスクラスモンスターとの戦闘なども試してみたかったが、E3を始めとした海外のショウで一般的になっている説明員がいないため、そういった奥深いゲームプレイは無理だった。ただ、今回新たに気づいた特徴として、バックパックを抱えたロバの存在がある。役割は荷物持ちだが、パーティー各員のようにプレーヤーが自由に操作することはできず、パーティーの動きに従ってノコノコついてくる姿が見られた。バックアタックを受ければ間違いなく死にそうな危なっかしさで、「DIABLO」同様、レアアイテムの収拾に醍醐味がある本作のキーキャラになりそうな予感がした。

 今回プレイできたデモ機では、ゲーム性の深いところまでは掴めかなったが、マップ上の至る所に細かく3Dオブジェクトを配置させた一種独特のデコラティブな3Dグラフィックといい、マウスひとつでぐんぐん遊べる簡易なインターフェイスといい、吸引力抜群のタイトルなので、この機会にぜひ触れてみて欲しい。完全日本語版の発売時期は2002年春、価格は未定となっている。

【Dungeon Siege】
最大解像度は1,024×768ドット。ちょっと低いようにも感じられるが、視点は自由に拡大縮小できるので、プレイしづらさはない

■ ほのぼの系動物園経営シミュレーション 「Zoo Tycoon」

子供が興味津々の「Zoo Tycoon」
 今回出展されたもう一本の新作が、これまた同社初の経営シミュレーションゲームである「Zoo Tycoon」。経営するのは動物園。プレーヤーは園長さんとなって、敷地内に動物を入れる柵を設け、その中にさまざまなアクセサリーを加えて、世界中に生息する動物たちを配置していくといった、Electronic Artsがお得意としている実にほのぼのムード漂う箱庭系のシミュレーションゲームだ。

 ブースでは、3台のデモ機の前を檻で囲い、その中にカウボーイ風の装いをしたコンパニオンを配置するといった独特のスタイルで出展を行なっていた。このタイトルも一部日本語を含むバージョン。印象的だったのは、子供連れの来場客がひっきりなしにプレイしていたところで、動物だらけのゲーム画面が楽しいのか、檻の中に入れるのが楽しいのか、一種子供の遊び場と化していた。さすがに子供がプレイできるほど単純ではないが、ただ見ているだけでも十分楽しい内容となっている。

 また、本作が他の箱庭型SLGとちょっと違うのは、来場者や従業員の面倒以外に、動物たちにまで気を配る必要があるところだ。大型の動物を狭い面積の柵に入れたり、相性の悪い動物同士をひとつの柵内に入れたりするとストレスがたまる。しかし、当然ながら動物園の敷地には物理的な制限があり、一方で来場者たちは魅力的な動物をたっぷり見られることを望んでおり、見た目はやわらかい印象ながら実はかなり歯応えのある内容に仕上がりそうだ。完全日本語版の発売時期は2002年春、価格は未定となっている。

【Zoo Tycoon】
柵ひとつとってみても10種類以上も用意されており、自由度の高さはこれまでにないレベルだ。動物たちのちょこまかとした動きも可愛らしい

■ 同社一番の盛況ぶり! 「Train Simulator」関連

ここだけグッと年齢層が高かった「Train Simulator」コーナー
 一方、先月発売されたばかりで、サードパーティー製のアドオンもそろい始め、まさに今が旬のタイトル「Train Simulator」関連ブースでは、日本語版のパッケージにも使われた小田急電鉄のロマンスカーがあしらわれた巨大ポスターを中央に配置し、その手前に「Train Simulator」を2台、左にエアロシムの追加アドオン「国鉄485・583系特急」、右にトワイライトエクスプレスの「JR中央線 東京 - 高尾」をそれぞれ3台ずつ設置。数多くのサラリーマンが一目見て矢も盾もたまらずといった体で列に並び、真剣な顔でプレイする姿が見られた。

 9月14日に「国鉄485・583系特急」を発売したエアロシムは、スタッフ一同大阪から上京し、積極的に同作のプロモーションを行なっていた。広報担当者に次回作について効いてみたところ、「いっさい未定です」としながらも「東日本はトワイライトさんにおまかせするとして、西日本の個性的な路線を紹介していけたらなと思っております」と嬉しいコメントを残してくれた。一方のトワイライトもタイトル名は不明ながら次回作を鋭意開発中の模様。どちらも楽しみだ。

【Train Simulator】
ステージへ向かう通り沿いに設置されていたため、「Train Simulator」コーナーは常に混雑気味。プロモーション効果がすこぶる高そうな雰囲気だった

□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/game/
□エアロシムのホームページ
http://www.aerosim.co.jp/
□トワイライトエクスプレスのホームページ
http://www.twilight.co.jp/
□「WORLD PC EXPO 2001」のページ
http://www.wpc-bp.com/ja/index.html

(2001年9月19日)

[Reported by 中村聖司]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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