WORLD PC EXPO 2001レポート　やじうま編

会場：幕張メッセ

■ タカラが「ドリームフォース01」の動きをPCで制御する試作機を展示

　株式会社タカラが8ホールの北側に小さめのブースを出展している。ここでは一般には初公開となる、イヌとお話しできる夢のおもちゃ「バウリンガル」やこの冬発売が予定されている期待のロボット「ドリームフォース01」などが出展されている。

　「バウンリンガル」はさすがに生きたイヌにセットされているわけではないのだが、わりと詳しい係員の方が付いているので、疑問点があれば質問してみるのもいいだろう。
　そしてなんと言っても注目なのは、すでに缶チューハイのコマーシャルでも有名になった「ドリームフォース01」だろう。映画「エイリアン2」に登場するパワードスーツのようなデザインがカッコイイ。仮のものと思われるが、パッケージの箱も展示されており、いよいよ発売に向けて盛り上がってきた感じだ。展示されている機体にはベイブレードを回すことができる特製のアームがセットされている。
　さらに素敵なのはPCで「ドリームフォース01」の動きを制御できるバージョンが参考出展されているのだ。まだ基板がむき出しのもので、これが発売されるかどうかも未定だが、すでにソフトウェアもある程度はかたちになりつつあるようだ。ロボット好きはぜひ立ち寄って欲しい。

　タカラはこのほかにもNTT西日本が年末に「フレッツADSL」のキャンペーンで配布する予定の「FLET'S ROBO」を展示している。当面はキャンペーンでしか手に入れることができない貴重品なので (それも西日本のみ) 、この機会にチェックするべきだろう。

ワイヤーフレームで描かれたパッケージもカッコイイ。特にこれまでのようにコミュニケーションを取るだけのロボットではなく、戦闘ロボットである点が良い! ただし、お辞儀はしてくれるのだが、今回出展されているバージョンでは残念ながら戦闘するところは見せてくれないようだ。そして右の写真がアームの部分のアップ。ベイブレードを持ってますでしょ。けっこう器用な感じ
こちらはPCで動きを制御できる参考出展のロボット。ソフトウェアの画面を見ると、どれくらいまで細かい動きをプログラムできるのかまだわからない
左が「バウリンガル」で、右が「FLET'S ROBO」

■ テックパーツ、傾きセンサーを使ったジョイスティックを出展

　ホール7に出展しているテックパーツは傾きセンサーを使ったUSBゲームコントローラを出展している。pcallyの「AirStick」という製品。本体には、親指で操作するためのスティック一つとプレイステーション状に配置された4つのボタンしかないのだが、本体内部に傾きセンサーが搭載されているようで、本体そのものを傾けることで画面内の車を運転していた。ちなみに米国での価格は59ドル。

□AirStickのページ
http://www.pcally.com/new/pcjs.html

■ So-net、ポストペット版「ドンジャラ」? 新ゲーム「ポストペット ジャンジャラ」

　So-netではけっこうゲームが展示されている。なんと言っても注目は、同じキャラや色を集めて役を作っていく麻雀のようなゲーム「ポストペット ジャンジャラ」カワイイ絵柄でどちらかというとドンジャラっぽい雰囲気。モモなどのキャラが登場するだけにかなりの注目作品となっており、プレイするのに行列ができるほど。プレイ待ちの人達には役の表が配られていた。リリースはこの冬の予定。

　このほかにも、本格的な対戦麻雀「ジャン・プラグド」やインターネットコミュニケーションソフトの「SHEEPDOG」などが出展され人気を集めていた。

左の写真が「ポストペット ジャンジャラ」かなりの行列となっていた。真ん中の写真が「ジャン・プラグド」、右の写真が「SHEEPDOG」。ブース横では登場キャラクタといっしょに写真を撮ってくれるサービスを展開

□「ポストペット ジャンジャラ」のリリース
http://www.postpet.so-net.ne.jp/gameland/pjan.html

■ シャープのブースではなつかしいゲームを遊ぶことができる

　シャープのPDA「ザウルス」のコーナーでは「パックマン」や「ゼビウス」、「テトリス」といったゲームを遊ぶことができる。つい先日、制作が発表された「テトリス」もDEMO版ながら、すでにインストールされている。ちなみにこのコーナーでは「TETRIS for Zaurus サンプル版」と「スペースインベーダー for Zaurus体験版」のプレゼントが行なわれているようなので、ユーザーの方は足を運んでみてはいかがだろうか。

シャープのザウルスのコーナーではなつかしいゲームを遊ぶことができる。先日発表されたばかりのテトリスは制作途上であり、遊ぶことができるのは「WORLD PC EXPO 2001バージョン」

■ メディアクエストは「どこでもいっしょ：トロとタイピング」を発表

　実はブースには展示されていないのだが、メディアクエストはソニー・コンピュータエンタテインメントの人気キャラクタ“トロ”が登場するタイピングソフト「どこでもいっしょ：トロとタイピング」を発表した。リリースは2001年冬で、Windows版のみ。価格は未定。残念ながら詳細は未定なので、今後細かいことがわかり次第また紹介する。

□「WORLD PC EXPO 2001」のページ
http://www.wpc-bp.com/ja/index.html

(2001年9月19日)

[Reported by 船津稔]