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「クマイヌ」をモチーフにしたNEW AIBO“ラッテ”と“マカロン” |
価格:98,000円
株式会社ソニーは、6日に発表したエンターテイメントロボットAIBOシリーズの最新作「ラッテ (LATTE、ERS-311)」と「マカロン (MACARON、ERS-312)」を報道陣に公開した。
発表会の冒頭で同社の代表取締役社長を務める安藤国威氏は「今日はソニーのトップとしてではなく一人のAIBOユーザーとしてこの場に駆けつけた。いっしょに遊んでみたラッテとマカロンの印象は兄貴分に比べると記憶力が優れ、音感がよいと感じた」とコメント。また、「“AIBO”という商品はエンターテイメントロボット産業を作り上げた。我々の業界は不況だとかネガティブな話題ばかりだが、ソニーは夢のあふれる商品を発売し、ライフスタイルを変えていきたい。AIBOはそんなソニーの成長を約束してくれる商品だ」と語った。
続いて壇上に上がったエンタテイメントロボットカンパニーの大槻 正氏が「ラッテ」と「マカロン」の機能について説明。デザインに関してはより多くの人に愛用して欲しいという願いから大幅なイメージチェンジとなった。モチーフとしてはクマとイヌで、社内では「クマイヌ」と呼ばれているという。デザインを担当したのはアーティスト、イラストレーターなど多方面で活躍している若野 桂 (もしの かつら) 氏。
開発にあたって機能的にもっとも重要視されたのは、コミュニケーション機能だという。AIBOの2nd GENERATIONに比べ音声認識機能を強化し、オーナーの名前などを認識させるなどし、より親密なコミュニケーションを図ることができる。
2nd GENERATIONにおいて取り込まれた「OPEN-R」は今回も継承されているが、あくまでも設計の方針としてのものであり、頭部や脚部の取り外しはできないようになっている。価格を下げたことについては、やはりユーザーから要望が高かったことを挙げ、「機能を落とさずに価格を下げるため、パーツの見直しや回路のブラッシュアップなどを図った」としている。また、ラッテとマカロンの性格付けを行なう「AIBOフレンド」は従来機種においても動作するが、性格付けに関しては「ラッテ」、「マカロン」の独自機能となる。
動作に関して言えば、従来製品とくらべ大きな違いはないが、これまでのシリーズとはデザインが違うため、違った可愛らしさを醸し出している。「ラッテ」と「マカロン」が発売されることによって2nd GENERATIONはどうなるかと言うことだが、「機能が違う」ということから、併売されることとなる。
また、「ラッテ」と「マカロン」の一般へのお披露目イベントとして東京原宿の「ラフォーレ原宿」6Fラフォーレミュージアムにおいて「AIBO meets LAFORET & FORET」を9月7日から9日までの3日間開催される。ラッテとマカロンの新機能やメディアリンク機能などを楽しむことができる。このほか、自分のAIBOを自慢できるAIBOオーナーのためのお披露目スペースも用意される。入場は無料。
ソニーの代表取締役社長、安藤国威氏。「今回はSONYのトップとしてではなく一人のAIBOユーザーとして駆けつけた」とコメント | 機能を説明したエンタテイメントカンパニーの大槻 正氏 |
(2001年9月6日)
[Reported by 船津稔]
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