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EA PLAYレポート その2住民達が満足できる街作りを目指す「Sims Ville」など新作続々発表
会場:Electronic Arts UK本社
いずれもシムと呼ばれるゲーム内の人間達の生活や人生をいじくることが題材となっていて、アクションやRPGはどうもなあ、といったライトゲーマー層にも楽しめる内容にしあがっている。 ○ Sims Villeってどんなゲーム? Sims Villeは、シム(ゲーム内の人間)達が暮らす街を作るシミュレーションゲームだ。シム達の働きたいとか遊びに行きたいといった欲求のバランスを上手くとりながら、彼らが暮らす住宅と共に映画館や消防署、職場となるような工場や農場なども建てていかなくてはならない。住んでいる人達の気持ちと暮らしまで考えるところがポイントの都市育成ゲームなのである。 建物はHouse(住宅)、Dining(飲食店)、Shopping(お店)、Entertainment(娯楽関係)、Industry(職場)、Civic(役所や施設)の6種類にわかれていて、それぞれにシムの生活や欲求に欠かせない要素を持っている。住宅を建てればよそからシムが引っ越してくるし、飲食店や娯楽施設、行政施設を建てれば生活に潤いを与えられ、職場を作れば彼らが自立して暮らせるようになる。シム達が働ける場所は工場などに限らず、例えば娯楽設備の映画館であればチケット販売員が必要といった風に、雇用の需要供給もなかなか複雑で、どんな種類の建物をどれくらい建てるかで、街とシムとの関係バランスも刻々と変わっていくのだ。
また、街自体は、建てられた建物の種類などによって、良い雰囲気にも悪い雰囲気にもなる。実際の都市や街で想像してもらえればわかるが、乱暴者が集まる飲み屋やアダルト映画館、ストリップ劇場が軒を連ねていたら、当然、街の雰囲気は悪くなるだろう。Sims Villeでも同じことが起きる上、グラフィックスの変化でダイレクトに知ることができる。 ○ 実際に遊んでみてどうだった?
プレイした印象は非常に良好だった。ズームイン・アウトがかなりのところまでできるので箱庭感が強く、小さなお店や小さな住宅がひしめいている画面を見ているだけでもワクワク幸せな気分になれる。なおかつ、シム達を満足させるために「じゃあ今度はブティックとスーパーを作ってあげちゃおうかなあ」などと、ちょっとした神様気分が味わえるのも楽しかった。
メニューの構成やグラフィックスはシム・ピープルのものを踏襲していたので、一度シムピープルシリーズをプレイした経験があれば、マニュアルなぞ見なくてもすいすい遊べるはずだ。また、始めてこの手のゲームを遊ぶ人でも、グラフィカルなアイコンと、カーソルを合わせると何のボタンなのかが文字表示されることとで、操作に迷うことがないだろう。 (c)2001 Electronic Arts Inc. All rights reserved. All trademarks are the property of their respective owners.
□Sims Villeのホームページ
■ あなたのシムに熱いデートをさせる拡張セット「The Sims Hot Date」
The Sims(日本語版名:シム・ピープル)はシム達の生活を観察し、彼らを操作して幸せな暮らしをさせる人生シミュレーションゲーム。生活の場である家の中に様々な効果を持つ家具を設置して、シムの食事や睡眠、娯楽や勉強といった部分の面倒を見てやるのが主な内容だ。
今年の秋に発売が予定されているこのThe Sims Hot Dateはその拡張セットで、新しい家具などの他に、シム達がデートを楽しむための新たなロケーションや感情アクションなどが含まれている。
□The Simsのホームページ
■ あの世界観はそのままにFPSとなって登場「Command & Conquer: Renegade」
近未来を舞台にしたリアルタイムストラテジーとして名高いCommand&Conquerシリーズだが、この独特の世界観を元にしたFPS「Command & Conquer: Renegade」が登場だ。プレーヤーはGDIのエリートコマンドNick“Havoc” Parkerとなって、武器や時には戦車やバギーといった乗り物も操りながら、敵対勢力であるNodと戦うことになる。
□C&C Renegadeのホームページ
■ 新たな世界危機を救え! 「Command & Conquer: Yuri's Revenge」 秋に発売予定のC&Cストラテジー最新作Command&Conquer Red Alert 2の拡張パック「Command & Conquer: Yuri's Revenge」のプレイアブルデモが展示されていた。Red Alert 2にも登場したサイキックウォリアーのYuriが、それまで所属していたソ連に反旗を翻して独自の組織で戦い始めたというストーリーがメインとなっている。
拡張パックのシングルプレイでプレーヤーは、連合国側としてこの新しい脅威の殲滅を目指すか、ソ連側となって謀反であるYuriの軍を叩くかを選んで戦うことになり、マルチプレイでは連合国、ソ連のほかにYuri軍となって戦うことができる。
□C&C Yuri's Revengeのホームページ
■ 完成間近! 期待のハリー・ポッターもの「Harry Potter and the Philosophers Stone」
お披露目は他のゲームとは隔離された小部屋で、画面撮影は一切禁止という厳重なものだったが、見たところゲーム自体はほとんど完成しており、発売が楽しみだ。 ゲームは、魔法使いの見習であるハリー・ポッターとなり、ホグワーツという全寮制の魔法学校に入学するというもの。魔法を使ってのアクション部分と、原作の雰囲気をいかしたレッスンやイベント部分とが融合した素敵な作品に仕上がっている。
さて、今回のプレイアブルデモでは、ゲームの大まかな流れと、ハリーがどんな課題をクリアしていくのかを見ることができた。
デモで見られたなかでおもしろかったのはハーマイオニ(ハリーの親友の少女)に鍵開けの魔法を教わる場面。画面内に表示されたスペルの形をマウスでなぞっていき、正確さが何%かで合格・不合格が決定するものなのだが、レッスンが続くほど要求される正確さもアップしていく。合格すればその魔法を使えるようになり、「グリフィンドールに2点」といったご褒美ももらえていた。
また、校内は不思議な抜け道や秘密の小部屋が満載で、これらの隠し要素を発見すると、自動的にノートに記録されるようだ。このノートにはおなじみの魔法使いカードをコレクションできるなど(でもギャラリーからは写真が動いていないとの突っ込みが)、原作ファンにはどこを開いても楽しめる要素が満載になっていた。 (2001年9月2日)
[Reported by 西尾ゆき] |
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