価格：8,800円

　アイドス・インタラクティブ株式会社は、宇宙ステーションを舞台に宇宙人達の生活を手助けして繁栄させていくWindows用シミュレーションゲーム「スタートピア日本語版」を9月14日に8,800円で発売する。対応OSはWindows 98/Meで4人までの通信対戦にも対応している。

　ここは宇宙の辺境にポツンと存在する宇宙ステーション。以前は繁栄したこの銀河も宇宙戦争により壊滅的な打撃を受け残るはこの宇宙ステーションだけとなってしまった。この宇宙ステーションはドーナツ構造となっており、内部は空洞となっている。この中は3階層に分かれており、9種類の宇宙人が住んでいる。この宇宙人達の生活を助け繁栄させていくのがゲームの大まかな目的となる。

　宇宙ステーションは前述の通り3階層になっており、第1階層は宇宙船の発着所や研究所、レーダーなどがある。第2階層はホテルやディスコ、カジノなど宇宙人の保養施設を設置。第3階層には湖や山など自然の景観を制作することができる。宇宙人はそれぞれの種類で得意分野が違い、種族にあった分野の仕事を任せることが繁栄させていく上で重要となる。また、ステーション内には病院からディスコまで40種類の店などが用意されていて、宇宙人達が生活する上で必要な施設をうまく建てていく必要がある。

　通信対戦は4人まで参加でき、同時にプレイしていく。この場合、仲良く発展させていくこともできるが、他のプレーヤーの領地を戦闘によって手に入れることも可能となっている。

　「スタートピア」は、世界的に有名なイギリスのゲーム会社「Bilfrog」で「テーマパーク」や「マジックカーペット」といったゲームを制作してきた人達が約2年の歳月をかけてじっくりと制作されてきた。かなり細かいところまで作り込まれている。そういった意味で堅い印象がある一方、宇宙人がディスコで踊るなど映画「メン・イン・ブラック」に通じるコミカルさも併せ持っている。
　グレイタイプ (グレーで小柄。手が長く頭が大きい。目が大きく無表情) といった宇宙人業界ではもっともメジャーな宇宙人タイプはもちろん押さえられているほか、背中に羽が生えている天使のようなタイプまでグラフィック的にも千差万別で、リアクションを見ているだけでも飽きないだろう。

ディスコで踊る宇宙人達 (左下) 。どんな音楽を聴くのか……っていうか、ノリノリのグレイタイプってナニ? さらに宇宙ステーションって時代にレコードかよ! (三村風ツッコミ)

自然で羽を伸ばす宇宙人もいる……ちとベタすぎですか? このほかにもバーなどがあるが、これらの保養施設を設置してあげないとストレスが溜まるのだろうか。宇宙人もラクじゃないね

宇宙ステーションは写真のようにちょっと古い感じのデザイン

StarTopia (C) & TM Mucky Foot Productions Limited 2001.Published by Eidos Interactive Limited under Licence from Mucky Foot Productions Limited

□アイドス・インタラクティブのホームページ
http://www.eidos.co.jp/
□「スタートピア」のページ
http://www.eidos.co.jp/startopia/

(2001年8月9日)

[Reported by 船津稔]