|
Users Groupが「第5回LEGO MINDSTORMSフェスティバル」を開催 |
ブロックなどを使っていろいろなものを組み上げていくデンマーク生まれの玩具「LEGO」。そのLEGOを使ったロボット制作キット「LEGO MINDSTORMS」のユーザーグループ「LEGO MindStorms User Group JAPAN」は、8月5日にビッグサイトで開催された東京トイフェスティバルの会場で約1年ぶりとなる「第5回LEGO MINDSTORMSフェスティバル」を開催した。
今回の大会では、以前「ツクモMUGカップライントレース競技会」で使用されたコースを再現し、参加者によるエキシビジョンマッチを行なった。コースには黒いラインを引き、MINDSTORMSのセンサーを使ってラインをトレース。ラインに沿ってマシンを走らせるプログラムを開発し、コースを一周させ、その速さを競う。コースはスタート直後に直角に曲がるよう設計されており、ここでセンサーが見失いやすいようで、難しいという。
この競技では、「MINDSTORMS」の基本セットだけでロボットを組み上げるノーマルクラスと、いくらパーツを使ってもよいエキスパートクラスにわかれて開催された。両クラス共に完走するのが難しいらしく約半数が途中でリタイア。ただラインをトレースして走るだけだが、いかに速く走るかで色々と工夫がされていて楽しいものだった。たとえば2つ設置されたセンサーの間にラインが収まっている間はハイスピードで走り、そうでないときはスピードを落として慎重に走るという、コースのかなりの距離をしめる直線で強いタイプとなる。人それぞれアイディアが違うところが楽しいところだ。
会場では、エキシビジョンマッチとはべつに、出展されたマシンに対する人気投票も行なわれたが、こちらも楽しい作品が多数展示された。たとえばdaisuke氏のインターネットを通して対戦できるゲームなどはかなりの力作。それぞれのプレーヤーのところには左右に動く人形が設置されており、それにめがけてボールを発射し、人形を倒すというゲーム。それぞれのセットにはデジタルカメラが設置され人形がどこにあるかが手元のディスプレイでわかるようになっている。
また、五十川芳仁氏の「Swing! Swing! Swing!」も面白い。これは、自分で体重移動することでブランコをこぐロボット。一生懸命こいで、徐々に大きな弧を描いていくのがカワイイ。このほかにも多数のロボットが展示され多くの来場者の興味を引いていた。
開催するためには人手もお金もかかるため、次回の開催が未定なところが残念だが、こういった催しを続けていって欲しい。
ミニゲーム「ツクモMUGカップライントレース競技会」と同じコースレイアウトを会場で再現してタイムアタックが行なわれた。完走するマシンもあれば、残念ながら途中でコースアウトしてしまうマシンも | ||
恒例の人気投票コンテスト。インターネット対戦できるゲームや、ブランコをこぐカワイらしいロボットまでアイディアを凝らしたマシンが多数出展された |
(2001年8月6日)
[Reported by 船津稔]
|
GAME Watchホームページ |