サミー、ドリームキャストの基幹部品開発会社 エスアイエレクトロニクスを買収
8月2日 発表
サミー株式会社は8月2日、ドリームキャストの基幹部品の開発などを行なっていたセガの100%子会社である株式会社エスアイエレクトロニクスの90%の株を取得したと発表した。なお、残りの10%の株主は今後もセガとなっている。
現在、パチンコ、パチスロ業界では、漫画のキャラクターなどを表示できる液晶画面や音声処理技術、システムを搭載した高機能機の開発、投入が不可欠となっている。現在、稼動中のパチンコなどの機種にはすでにプレイステーションと同等程度のチップが搭載されており、高度なゲーム機に匹敵する画像処理やシステムが組み込まれている。サミーはこれらの競争の中で基盤技術の強化が他社との差別化につながると判断し、今回の株式取得に踏み切った。
今後の事業展開としてはドリームキャストのチップの活用を図りつつ、初年度から2期目にかけて次世代の戦略的デバイスの開発を行ない、3期目にかけて市場に投入していく予定としている。
□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sammy.co.jp/press/press.asp?n=62
http://ir.sammy.co.jp/release/pdf/sie_irweb.j.pdf (PDF)
□エスアイエレクトロニクスのホームページ
http://www.sie.co.jp/
(2001年8月3日)
[Reported by 船津稔]
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