システムソフト・アルファー、渋好みの戦略SLG
「太平洋の嵐 3」を8月30日に発売
8月30日発売
価格:9,800円
システムソフト・アルファー株式会社は、太平洋戦争を題材にした戦略シミュレーションゲーム「太平洋の嵐 3」を8月30日に発売する。対応OSはWindows 95/98/Me/2000で価格は9,800円。初回製造分のみの特典として、戦記イラストの第一人者として知られる大西将美氏描き下ろしのマウスパッドと、ゲームに登場する兵器のCGと3DムービーをまとめたCD-ROMが付属する。
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富嶽の爆撃シーン |
「太平洋の嵐」シリーズは、DOS時代に戦史ファンに好評を博した超硬派な戦略シミュレーションゲーム。ゲーム性よりシミュレータ性を重視した内容で、膨大な量のデータ群と計算式を盛り込み、ある意味「太平洋戦争シミュレータ」といったほうが近いような作品となっている。最新作3では、この初心者御免のシステムを見直し、自動処理の可能な部分は自動にしたり、あまりにマニアック過ぎる部分は簡略化するなど、SLGファンなら誰でも楽しめるような工夫が施されている。
ただし、「メーカー別ライン制の導入により必要な機種/機数を大幅に増産可能」「整備力制により航空機の1ターンに複数回出撃が可能」「30度ごとに最大12編隊による索敵(哨戒)」などなど、マニア泣かせの徹底的なこだわりぶりは健在といった感じで、太平洋戦争に関するひととおりの知識がないとツラそうな印象である。
3では、零式艦上戦闘機や戦艦大和など、日米のあらゆる兵器を3Dモデルで表現し、ゲーム中に発生するイベントは3Dアニメーションで行なわれる。そのほか、月ごとの戦果をナレーションで報告してくれる「大本営発表システム」など、戦史ファンの期待は裏切らない作品に仕上がりそうだ。
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今回もウィンドウ表示のおとなしめのメイン画面となっているが、画面いっぱいに広がる細かいデータが嬉しいところ。メーカ別ライン制は便利そうだ(下段中央の画面) |
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左上から順に、零戦21型、2式大艇、震電、火龍、富嶽、晴嵐。零戦と2式大艇以外は、いずれも未完成もしくは戦歴なしの機体だ |
(C)2001 SystemSoft Alpha Corporation
(C)2001 G.A.M Corporation
□システムソフト・アルファーのホームページ
http://www.systemsoft.co.jp/game/
□「太平洋の嵐 3」の公式ページ
http://www.systemsoft.co.jp/game/products/taiheiyou.html
(2001年8月2日)
[Reported by 中村聖司]
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