スクウェア、「ファイナルファンタジーX」発売記念イベントを開催 発売初日だけでダブルミリオンの出荷を達成
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鈴木尚スクウェア社長 |
7月19日 開催
株式会社スクウェアはヴァージンメガストア新宿店B1階において「ファイナルファンタジー X発売記念イベント in VIRGIN MEGASTORE SHINJYUKU」を開催した。
同作品の主題歌を歌うRIKKIさん、同作品サウンドプロデューサーを務める植松伸夫氏が訪れトークセッションなどが行なわれた。トークではなぜRIKKIさんを選んだのかからスタート。植松氏は「一番はじめは浜崎あゆみさんのような流行歌を考えたが、作品のプロデューサーと話をしていたときアジアンテイストなゲームだと聞いていたので、アジア関係の方を考えた。その時沖縄は観光化しているが、より素朴な奄美大島出身のRIKKIさんの歌を聴いたとき“これだ”と思い一発で決まった」とその経緯を説明した。
その植松氏は司会者から「FFの聞き所は?」と聞かれると、「FFは、ジャズやロックやクラシックなどいろいろな要素が詰まっていて、最初から最後まで一本通したものが実はない。FFXではこれまでにも増していろいろな音楽の要素を聴くことができる」と語った。
RIKKIさんの主題歌が流れるのは「ドラマが盛り上がり一番盛り上がるところ。ここは泣くぞっと言うとこで流れます」とコメントし、続けてFFXについては「手応えを感じている。これまでからストーリー重視だとか、ゲーム性はどうかなど言われてきたが、今回はその究極のかたち。強烈に一本道のストーリーで、もはやこれはゲームではない。今後、FFX以前と以降でゲームは変わるだろうし、それほどエポックメイキングな作品」と自信たっぷりに語った。一方、RIKKIさんは「感動して欲しい」とコメント。
イベントでは同作品の主題歌「素敵だね」、カップリングとなる「御月様~ウティキサマ~」を披露。RIKKIさんは奄美独特の裏声を使った唱法で歌い上げた。
会場には多くのファンが詰めかけ狭い会場は満員状態だったにもかかわらず、ユーザーは静かにRIKKIさんの歌に聞き入っていた。
イベント終了後には同社の鈴木尚社長がイベント会場を訪れ、出荷内容の報告などが行なわれた。それによると、7月17日前後まで各地で予約が取られその数が140万本から150万本。そして、発売日となる19日に出荷された数がなんと214万本。たった1日でこれまで誰も成し遂げられなかったダブルミリオンを達成してしまった。鈴木社長によれば「9作目に比べても足の速い消化率で、消費者の期待をヒシヒシと感じている」ということで、かなり手応えをつかんでいるようだった。また、「プレイステーション 2のハードを牽引している」自負から「社長としてシリーズ最高出荷本数380万本、全世界で1,000万本を目指したい」とコメントした。
なお、今回の作品の見所については、「フェイシャルモーションの導入など、グラフィックに関してはプレイステーション 2と言うことで力の入れがいがあったが、それはあくまでも見かけだけ。やはりストーリーの素晴らしさ。胸にグッと来るストーリーで、これまでで一番泣けるゲームに仕上がっている」とストーリーラインの素晴らしさを強調した。
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RIKKIさんの奄美大島での話が興味深かった |
RIKKIさんの素晴らしい歌声が店内に響き渡った |
植松氏とRIKKIさんの対談。RIKKIさんが選出された経緯など楽しい話が続いた |
□スクウェアのホームページ
http://www.playonline.com/
□ファイナルファンタジー Xオフィシャルサイト
http://www.playonline.com/ff10/main.html
□イベント情報のホームページ
http://www.playonline.com/ff/ff-news_frhomej.html
□関連情報
【7月19日】「ファイナルファンタジーX」、SHIBUYA TSUTAYAで発売カウントダウン。都内各所で早朝販売開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010719/ffx.htm
(2001年7月19日)
[Reported by 船津稔]
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