タイトー、プレーヤーの描いたラクガキが成長する
PS2用新感覚RPG「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」

12月 発売予定

価格:未定

 株式会社タイトーは、プレーヤーが“ラクガキ”を描き育てていくプレイステーション 2用RPG「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」を12月に発売すると発表した。価格は未定。

 「ラクガキ王国」の舞台は、正確な名前もなく地図にも載っていない小さな半島の田舎町。住人が100人にも満たないこの町は人々から「ガラクタ市場」と呼ばれていた。プレーヤーは目覚めてすぐに手に入れる天使 (ペンジェル) を、町に住む少女「ヒバナ」とその弟分「タロー」に貸してあげることで仲間となり、共に冒険していく。

主人公の勝ち気な少女“ヒバナ”と、ドジな弟分のタロー 主人公のヒバナと弟分のタローの住む空き地。抜けるような青空に真っ白な雲が美しい。

 プレーヤーはラクガキノートとペンジェル (筆の役目をする) を使いイラストを描く。そのイラストは“ラクガキ”と呼ばれ立体化し、ノートから飛び出し動き回り始める。そのラクガキを使いギャラリー (闘技場) で他のラクガキと戦い勝利することで、ラクガキの原料となる“カラー石”を手に入れ、より強力な“ラクガキ”を生み出していく。プレーヤーはラクガキを操るクロッカーと呼ばれる存在となり、ヒバナやタローを助け、一流のクロッカーを目指す。

 ラクガキの描き方は簡単で、ラクガキノートのカタチパレットから描くパーツ (たとえば“うで”など) を選択し、その形の輪郭を描くとうでが出来上がる。グラフィックは回転、拡大縮小など自由自在で、立体化した姿形を想像しながら描くことができる。

 また、ラクガキはギャラリーでのファイトをとおして、より強力なワザを使うことができるなど成長していく。

【ラクガキノート】
ラクガキノートとペンジェルがあればラクガキを生み出すことができる。ラクガキは簡単に描くことができるほか、グリグリと自由な方向に回転させることが可能

【ラクガキファイト】
ラクガキノートから登場する瞬間 大きなリュウのようなラクガキとの戦い。仕掛けるラクガキワザを選択 攻撃の瞬間。派手なエフェクトがバトルを盛り上げる
左のスクリーンショットがバトル開始前、右スクリーンショットがバトル終了時。敵に挑んだのはいいが、負けてしまった。敵の捨て台詞がふてぶてしくて悔しさ倍増

 「ラクガキ王国」には、スタジオジブリで「となりのトトロ」の作画監督や「魔女の宅急便」の原画を担当した佐藤好春氏が参加。暖かみのあるグラフィックを実現している。同社では、仲間達とのふれあいや交流、“ラクガキ”をとおして命の大切さを伝えるなど、良質で心温まる作品に仕上げたいとしている。「ラクガキ王国」は、タイトーのブランドカラーとは違う、これまでにないゲーム性を持ったゲームを制作することを目的として設立されたゲーム制作チーム「ガラクタスタジオ」の第1作目となる。

【イメージイラスト】

(C)TAITO CORP.2001

□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□「ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国」のページ
http://www.garakuta-studio.com/

(2001年7月16日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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