PS2ゲームファーストインプレッション
仮想空間で繰り広げられる
電車同士の熱きレース「鉄1 ~電車でバトル!~」

7月5日 発売

価格:5,980円

 株式会社 シスコン エンタテイメントは、仮想空間を舞台に電車同士のガチンコレースが楽しめる異色レースゲーム「鉄1 ~電車でバトル!~」を7月5日、5,980円で発売した。対応プラットフォームはプレイステーション 2で、アナログコントローラでなければ遊ぶことはできない。

 「鉄1」は、自分の思い入れのある電車を選択し、レースに挑む。6つの仮想空間 (ゲーム内ではサーバーと呼ぶ) で予選を勝ち抜き、日本一決定戦で勝利することを目指す「鉄1モード」が中心となる。。
 このモードのほかにも様々な条件下で出される課題をクリアしていく「ツアー」モードも用意されている。このモードで課題をクリアすると隠し電車が手にはいると入ったフィーチャーが用意されている。課題としては、たとえば「トーホク」サーバーでは北国のため線路が凍結しており、ブレーキの利きが悪くなっている。その条件下で1番になればクリアとなる。
 さらにコース、電車、時間帯、天候などを自由に設定して走ることができる「フリーモード」があり、ここで更新したコースレコードを記録することができる。また、画面を上下2分割した2人対戦が用意されている。

電車後方からの視点。画面右下のバーが現在の荷重の状況。レッドゾーンはかなりヤバイ。コースアウト直前と言ったところ 右側のがレーダーで、敵車の位置を知ることができる レースが終わると「REPLAY」ムービーの再生がスタートする。視点は自動的に切り替わっていく

 電車の操作は、左のアナログスティックの前後でスピード調整を行ない右のアナログスティックで電車の左右荷重を調整する。電車が右に曲がれば遠心力で外側に傾く。このとき傾きと逆側にスティックを傾けることで荷重を調整することとなる。
 またポイントの切り替えをL1/R1でおこなう。視点変更は2種類で、運転席から見た風景と電車の後方からの視点となる。電車の後方の視点では、電車本体が大きなこともありポイントの分岐が見えにくくなる。ポイント切り替えの変更ガイドが別途表示されているが、やはり分岐点を目で見た方が早く対応できる。それに、なにより運転席からの画像のほうが圧倒的にスピード感を感じられるし、迫力がある。

 ゲームを進めていくと細かい戦略を行なわなければタイムを縮めることができなくなってくるし、スピードと荷重移動の関係にも気を遣わなければならない。それに最後はホームにちょうど到着しなければならないため、程良い減速も重要だ。
 しかし、そんなことを考えずに楽しめるゲームであり、それだけに敵車に弾き飛ばされたときのムカツキは本物だ。逆にスピードに乗ってブッチギリの速さでクリアできれば、これまたスカッとする。単純なだけに、はまれば熱くなること請け合いだ。ある意味アーケードゲームの雰囲気が漂うゲーム内容だといえる。もちろん電車を揃えていくといった息の長い遊びも用意されているので、コツコツとクリアしていくことも重要だ。

 子供やゲームに不慣れな人向けに、オプションの難易度調節で「KIDS」を選択することもできる。簡単になるだけでなく、カーブにおけるスピード超過のコースアウトを補正してくれるので、クリアがグッと簡単になるだろう。スカッとしたい人向けの気軽に楽しめるアクションゲームだ。

夜の街並みを疾走する「カントー」サーバー 重量感のある電車が傾きながら走る姿は豪快そのもの ゴールのホームは1台入るとほかの電車は入ることができなくなる。無理にはいると「RETIRE」となる

(c)Syscom Entertainment Inc.

□シスコンエンタテイメントのホームページ
http://www.syscom.co.jp 
□「鉄1~電車でバトル!~」のページ
http://www.tetsu-one.com
□関連情報
【6月13日】鉄道ガチンコバトル「鉄1~電車でバトル!~」のテーマ曲にザ・ブルーハーツを採用
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010613/syscom.htm

(2002年7月5日)

[Reported by 船津稔]

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ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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