主人公のヴァンパイアハンターである「ミシェル(左)」と「アルベール(右)」

　「ガンコン2」対応でE3において海外版の発売が発表になったPS2版「ヴァンパイアナイト」。株式会社ナムコ、株式会社セガ、株式会社ワウ エンターテイメントの共同プロジェクトとして業務用で稼動中のこのタイトル、このほど国内版のリリースが発表された。

　PS2アーキテクチャーを使用した「システム246」で制作されたゲームだけに、業務用移植モード「アーケードモード」のデキは折り紙つき。しかし、家庭用ならではの「オリジナルモード」も気になるところ。今回はオリジナルモードの画像をたっぷりと紹介する。

　「ヴァンパイアナイト」は、2006年某月、三世紀もの永き眠りを経て甦ったヴァンパイアたちに脅かされ、世界が闇と狂気に包まれようとしていたその時、自らの呪われた血に呪縛された宿命を持つ「ヴァンパイアハンター」たちを描いたゴシックホラー･ガンシューティングだ。

アトラクトデモより。血の宿命に引き寄せられるように、ヴァンパイアとヴァンパイアハンターたちの戦いが始まる

■まずは「アーケードモード」を紹介

　ヴァンパイアたちが棲む中世の城、古い城下町をテーマにした全6ステージからなるアーケードモード。襲いかかってくる敵を倒すだけでいいが、敵には弱点が設定されており、弱点の部位を攻撃しないと倒せない敵もいるのがポイント。また、ヴァンパイアになりかけている村人が途中で登場。体に取りついている「肉の芽」を打ち抜ければ彼らは人間に戻ることができるが、失敗すれば彼らはヴァンパイアになってしまう。村人を無事救助するとイベントが発生したり、プレイが有利に進行する。

ステージ1は雪をテーマに作られたステージ。「肉の芽」を撃ち抜くイベントが成功すれば、村人を救えるが……
石をテーマにしたステージ2。ヴァンパイアの変身前は高速移動をモーションエフェクトで表現している

■ 依頼をこなし、アイテムを収集するオリジナルモード

PS2版のモードセレクト画面

　オリジナルモードでは、ノンプレイヤーキャラクタ(NPC)から依頼を受け、それを達成すると得られる報酬を稼いでいくサブイベントが発生する。もし依頼を達成できなくても、できなかった依頼は「未解決依頼リスト」に登録され、何度もチャレンジが可能。

　また、ときどき画面の中にある箱や樽などの小物を破壊することにより、銀塊を手に入れることができる。この銀塊を収集することで、ショップにおいてアイテムと交換することができる。アイテムには弾丸やネックレスなど、多様なものがそろっており、キャラクタをカスタマイズできる。

依頼をこなせば報酬がもらえる。依頼を遂行しそこねても、またチャレンジできる
銀塊は成功報酬として得られるほか、小物を破壊することでも獲得できる

銀塊を使ってアイテムを購入。キャラクタのカスタマイズが可能

■ 順を追って実力を養えるトレーニングモード

　階層構造になっているトレーニングモード。順を追って高度なテクニックを身につけられるように構成されており、ガンシューティングが苦手なプレーヤーでも何度もプレイしていけば実力アップが望める。また、トレーニングモードをマスターすると、ショップで特殊なアイテムを購入することができるようになる。アイテムコンプリートのためには、トレーニングモードをクリアする必要があるようだ。

トレーニングモードは、実力を養いやすいように、段階的な階層構造を採用している

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□製品情報
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□関連情報
【3月19日】Electronic Entertainment Expo 2001現地レポート
日本未発表作が続出!!
「鉄拳4」や「KINGDOM HEARTS」など話題作が満載のPS2タイトル
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010521/e3_ps2.htm

(2001年6月18日)

[Reported by 佐伯憲司]