スクウェア 決算説明資料にて「ファイナルファンタジーXI」について言及
株式会社スクウェアは、5月22日に行なった2001年3月期決算説明会の資料をネットで一般公開したが、それによるとネットワークRPG「ファイナルファンタジーXI」の発売を3月に、ネットワークへの課金を4月から行なう予定であることが明らかになった。
同社のスケジュールによれば、2001年11月から「ファイナルファンタジーXI」のβテストを行ない、PlayOnline会費とファイナルファンタジーXIの会費の割合など、具体的な課金についての決定を行なうという。これとは別にPlayOnlineのβテストは2001年9月から行なう予定。また、「ファイナルファンタジーXI」の開発費には、仮定ではあるが、半年から1年ごとにバージョンアップを行なうための開発費も含まれているという。これらが「ファンタシースターオンライン」のようにパッケージによって提供されるのか、PS2のHDDなどを利用したオンラインによるものなのかは明らかにされていない。
PlayOnlineの登録予想会員数に関しては30万人が見込まれており、その根拠としては「EverQuest」が日本で7万人の会員数を獲得していること、「ファンタシースターオンライン」において10万人がプレイしていることを挙げている。こういったことから現状で10万人規模の市場が存在しており、30万人という会員数は実現不可能ではないとしている。
また、PlayOnlineのスタートに関して「ファイナルファンタジーXI」は必要不可欠としており、ファイナルファンタジーXIと同時期のスタートが予定されている。逆に言えば、「ファイナルファンタジーXI」の開発がずれ込んだ場合、PlayOnlineの開始も遅れる公算が大きい。
□スクウェアのホームページ
http://www.playonline.com/
□2001年3月期決算説明会資料 (PDF)
http://ir.square.co.jp/cgi-bin/view-pdf.pl?mode=detail&no=0&undisplay=&number=&filename=m20010528213047-2-0.log&Start=0
(2001年5月29日)
[Reported by 船津稔]
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