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CRAVE、「Half-Life CounterStrike」の開発者達が制作する |
グラフィックはLithTech 2.5 3Dエンジン。エイリアンVSプレデター2を初めとした最近のFPSゲームのトレンドのエンジンだ |
■ BATTLE REALMS
~3Dならではのゲーム性を盛り込んだジャパニーズ・ファンタジー風RTS
日本の戦国時代を舞台にしたフル3Dベースのリアルタイムストラテジーゲーム「BATTLE REALMS」の開発が、Westwood Studiosでリードプログラマを務めていたMike Grayford氏が中心となって作られたLiQUiD Entertainmentによって行なわれている。
ニンジャやサムライが登場するわけだが、あえて「勘違いされた日本」の味付けが行なわれているため、独特な雰囲気を持った世界観が描かれている。ど派手な魔法はないが、この雰囲気はSIERRAの「THRONE OF DARKNESS」とよく似ている。
同社スタッフのDave Szymczyk氏によれば、「このゲームには他の3D-RTSには見られない全く新しい要素が詰め込まれている」という。
まず、フル3Dとはいいつつも見た目だけが3DのRTSゲームが多い中、BATTLE REALMSでは、3D-RTSならではのゲームデザインを行なったという。例えば高低差のある地形があるとする。高いところにいると遠くまでよく見えるとか、飛び道具が遠くまで届いたりするアドバンテージが発生する。斜面を駆け上がるときと降りるときでは進軍のスピードが違ってくる。斜面を降りるときは早いが上るときは遅くなるのだ。巨大な石を斜面から転がして敵軍隊や敵施設などを破壊することも可能。
また、同氏は「ユニットの成長システムも独自のものを採用している。これは"Unit Alchemy"システムというんだ」と語った。BATTLE REALMSでは、兵ユニットは訓練所で訓練して生成するシステムになっており、その訓練所からでてきた兵ユニットを、別の施設で訓練すると全く別の兵ユニットとして生まれ変わって出てくるのである。例えば初期段階ではひ弱な槍兵でも、ある施設でさらに訓練を積むと巨大な斬馬刀を持ったサムライに変身する。どの兵をどこでどう訓練するかで兵ユニットの特性が変わってくる、つまりユニット錬金術(Alchemy)というわけだ。
登場種族は現段階で4種族。どれも日本の種族ということらしいが、どことなく西洋的な隠し味が利いてい面白い。発売は2001年内を予定。
銃士のコンセプトアート。なぜか顔には歌舞伎風の隈取りっぽい化粧がされているようだ | 芸者のコンセプトアート。接近戦を得意とする。攻撃武器は扇子。……海外の人にとって芸者ってどういうイメージなんだろう!? |
□BATTLE REALMSのホームページ
http://www.battlerealms.com/
■ FREEDOM FORCE~アメコミ調タクティカルRPG!?
君はこのノリについていけるか。金色のハンマーを武器とするスーパーヒーロー |
FREEDOM FORCEに所属するスーパーヒーローを選んでチームを組み、与えられたミッションをクリアしていく。25種類以上のヒーローや悪者が登場。マルチプレイにも対応。ユーザーがミッションやキャラクターの作成も行なえるらしい。
動きはど派手だが、コマンドを与えるときにはゲーム画面は基本的に停止するので実は腰を落ち着けてプレイできる。
世界観が日本で受けるかは微妙なのだが、グラフィック技術的には最近、ゲーム業界で流行しつつある、トゥーン・シェーダー(Toon Shader)が利用されており、見た目にはインパクトがある。発売は2001年第三四半期を予定。
コマンドを与えるときは画面の動きが停止する | ゲーム世界はフル3Dエンジンによって描画される | 一見するとアクションゲームだが、実はタクティカルRPG |
□Irrational Gamesのホームページ
http://www.irrationalgames.com/
□FREEDOM FORCEのホームページ
http://www.myfreedomforce.com/index_ff1.html
(2001年5月28日)
[Reported by トライゼット 西川善司]
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