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Electronic Entertainment Expo 2001現地レポート任天堂ブースでプレイできた |
会場:Los Angeles Convention Center
常に満員状態の任天堂ブース。プレイしようと思えばスペースワールドとまでは行かないが、終日そこそこ時間待ちを強いられる状況だった。そんな中、気になるタイトルをプレイしてみたので、その雰囲気をお伝えする。
■ スカッと気持ちイイ「SUPER SMASH BROS. MELEE」など
任天堂のキャラクタが総動員された、4人対戦アクションゲーム「SUPER SMASH BROS. MELEE」。派手なアクションとわかりやすい操作系、スカッと爽快な雰囲気はそのままに、ステージの演出は比べものにならないほど進化し、映像もかなり美しい。画像の解像度はほかのゲームに比べてそれほど飛び抜けてすごくはないのだが、これまでの任天堂ゲームの背景が細かく描かれている。たとえば「F-ZERO」のコーナーでは時折、背景に車のレースが描かれそれをよけなければならなかったり、「スターフォックス」のコーナーでは、なんと、宇宙船の上で戦闘が繰り広げられ、ダイナミックに背景が変化していることもある。
わりと適当にボタンを押していても、敵と戦い勝ってしまうことがあるが、数多くのルールが用意されており、メインメニュー上に「カスタム・ルール」と言うコーナーが用意されており、各種設定可能なようだ。発売は11月を予定。
一方、これまでの3Dフライトシミュレータっぽいイメージはほとんど無くなり、今回のデモではフォックスを操作して数々の謎を解くアクションアドベンチャーっぽい展開となった「STAR FOX ADVENTURES: DINOSAUR PLANET」。恐竜などが闊歩する惑星を舞台に数々の冒険が待ち受けているようだ。ダイナミックな世界観がなかなか魅力的。発売は11月を予定。
このほかでは、Lucas Artsが制作中の「STAR WARS ROGUE REUNION」がプレイできないほどの人気を集めていた。これまでの映画のシーンを再構築しているのだが、例えばデススターの側溝を飛行するシーンなどは、あえて使い古された言葉を使わせて貰うなら、もう映画と見分けがつかないほど。また、帝国軍の宇宙戦艦はとにかく巨大でその質感がよく描かれている。ボタン一つでフィルターがかかりどこを攻撃すればいいのかを表示するシステムなど、初心者でも楽しめるようなシステムを採用している。
前作は波のうねりがゲーム性にまで反映されていた、新感覚のレースゲーム「WAVE RACE」だったが、ゲームキューブの発売とともに大幅にパワーアップし「WAVE RACE BLUE STORM (仮)」となって帰ってきた。プレイ感覚としては割と良好。波のうねりなどで感覚的な操作が難しく、それがカーレースゲームとは違ったプレイ感覚となっている。グラフィック的には水しぶきなども細かくなったほか、芝生の上に乗り上げるとそこだけ芝を刈り取ったようになるなどのグラフィック効果は秀逸だった。発売は12月を予定。
Rareが制作している期待のRPG「KAMEO: ELEMENTS OF POWER (仮)」。ファンタジー世界を舞台とした、少女の冒険を描いているのだが、システムがなかなか面白い。彼女は、なんとモンスターというか動物たちに乗り移ることが可能で、状況によってそれぞれの動物たちの特長を生かしたものに乗り移り状況をクリアしていくようだ。グラフィック的には彼女がぬいぐるみを着ているように透けて見え、なかなか面白い。グラフィックも全体的にかわいらしく、日本でもなかなかの好評価を得るのではないだろうか? 発売は2002年を予定。
□E3のホームページ
http://www.e3expo.com/
(2001年5月20日)
[Reported by 船津稔]
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