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Electronic Entertainment Expo 2001現地レポートやっと姿をあらわしたアクションシューティング |
会場:Los Angeles Convention Center
■ ウルフェンシュタイン再び! 期待のFPSのデモが会場は大興奮
Activsionブースの端にあったWolfensteinのコーナーには連日人が押しかけて、デモをプレイするのも一苦労だった |
題名にWolfensteinとあるとおり、ストーリーは過去作の「Wolfenstein 3D」と関係があるのだが、続編というわけではなく、どちらかというと復刻版という感じになっている。
プレイヤーはB.J. Blaskowitzという名のアーミーレンジャーになり、第三帝国(1933~45年のヒトラー治下のドイツ)深くに潜入して、ヒムラーの実験によって作られたゾンビやミュータントといった身の毛もよだつような改造兵士達と戦わなくてはならない。
E3会場のデモでは、ストーリーに沿った、ナチスの飛行場が舞台となっていて、そこかしこにいるナチス兵士と撃ち合うことができた。
Return to Castle Wolfensteinは「QuakeIII Arena」のグラフィックエンジンを使用していて、素早いアクションと軽快なステップが特徴となっている。実際にプレイした感じでも、少し弾むような足取りで素早く移動でき、その動作にはあまりストレスを感じなかった。
また、この手のFPSは、3Dグラフィックスがへぼへぼだと空間が間延びしてしてうのだが、Return to Castle Wolfensteinは比較的細やかなテクスチャやオブジェクトが多く、すかすかとした印象が少ない高低差が活かされたゲームフィールドを実現している。デモの飛行場ステージでは、かなり広々とした場所を思いっきり走り回ることができた。
デモが展示されたとはいえ、完成までにはまだかかりそうで、現在はシングルプレイモードの開発を行っており、マルチプレイに関してはまだまだ未定な部分が多いとのことだ。順調に開発が進めば、北米では今年の秋発売予定、日本では12月頃にP&Aから発売される予定だ。
すっきりとまとまった画面。顔グラフィックスはなく、各種の数値だけがシンプルに表示されている | 現在、装備中の武器は、画面右下にシルエットのみで表示 | 敵AIもほどほどに賢く、隠れる場所の多いところでは苦戦させられる |
改造兵士達で世界征服をたくらむナチスの野望を打ち砕かなくてはならない | 今作では、ダッシュやスナイパーモードといった新しい要素も用意されている | 画面には、ゲームのバージョン情報もちらり。「wolf 0.5.13」と書かれている |
□E3のホームページ
http://www.e3expo.com/
□「Return to Castle Wolfenstein」の公式ページ
http://www.activision.com/games/wolfenstein/
(2001年5月19日)
[Reported by 西尾ゆき]
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